金周りの良かった頃、私はパワーユーザーと言える存在だった。
PCの性能を上げる為に自分で出来る範囲のパーツをとにかく組み込み、ちょっとでも性能を上げてやろうとか考えていた。
もちろん、いくら金周りが良かったとはいえ、それで破綻するワケにもいかない。なので経済的に恵まれたパワーユーザーの金のかけ方には当然ついて行けないため、狙った性能は一流という程のものでもなかった。
それでも自分では満足のいく程度の性能だったし、何より低価格高効率なパーツを見つける事の楽しさに満足していた。
そして時代は過ぎ、全く金周りの悪くなった自分。当然PCなどに予算をつぎ込む事もロクにできず、旧世代化するPCをどうやって延命するか? という事ばかりに知恵を回す日々。
今のPCは数年前に何とか得られた予算から、その当時の中ではそれなり以上のスペックで固めたPCで、そのPCを何とか延命して今日に至っている。
そして今年10月、OSのメジャーアップデートであるWindows 7が登場した。
そんな重要な時期だからこそ、今のPCからステップアップしたいという気持ちがあるものの、前述の通り、予算が伴わない自分がいる。
何とか予算の目処さえ付けばせめてOSくらいは…と思わなくもないのだが、どのみち今の構成と同じという訳にはいかないため、結局は完全動作するPCをもう一台用意するしかない。
なので買えるワケではないのだが、ドスパラのサイトで自分がコレと思うPCをカスタマイズしてみた。
上記画像はイメージ。
ドスパラのショップブランドPCのPrime Galleria XFR 860をベースにしてカスタマイズした。
搭載するOSはWindows 7 Ultimate 64bitのDSP版。
ハード構成だが、CPUはIntel Core i7-860、メモリはPC3-10600を8GB、マザーボードはメーカー不明だがP55チップセット搭載、ビデオカードはAMD Radeon HD 5870、HDDはWestern Digital製の1GB、光学ドライブはメーカー不明のBlu-rayの追記型、電源はAntecのEA-650と、だいたいこんな感じ。
スペック的にハイエンドなのはビデオカードぐらいで、他パーツは驚くほど高価なパーツは存在しない。まぁメモリ8GBもいらないだろ?、Blu-rayドライブもまだいらないんじゃない?と言われればそれまでだが、搭載した場合どうなるか?という意味でチョイスした。
で、この構成の総価格は…195,177円 orz
まぁ、Radeon HD 5870だけで5万円前後するため、この部分を変更すればまだ価格は下がるが、それでもかなり高額な設定になる事は間違いない。
PCパーツを個別に用意すると、多分もうちょっと安くなるかもしれないが、それでも厳選パーツになる分だけ逆に高くなる可能性もあり、私が求めるスペックを素で固めると高額になる事は間違いなさそう。
はて、困ったものである。
で、この構成を手に入れるためにどうするべきか? といろいろ考えるわけだが、現状どうにもならない事は目に見えて分かっている。
となると次に考えられる事は、部分的にスペックを落としていくと言う事。
例えばOSをUltimateからProfessionalにするとか、CPUを1ランク落とすとか…んー、難しい。
どのみち買えない夢PCだからスペック落とすなんて事はしないが(爆)、現実に持って行くには多分そのあたりの割り切りが必要になるのだろう。
そのあたりの問題は時間の経過で値下がりしていく市場と照らし合わせて後日検討だ。
何はともあれ、今の段階で新PCの話をする事自体が無謀だという事がよく分かった。
給料が今の倍くらいになれば現実的な話になるのだろうが…正直今の金属切削製造業ではそれはあり得ない話だという事は良く分かっている。
ただ前々職の場合だと、実はデフォルトで今の倍だったりする orz
製造業ってそんなに儲からないのか…と今更言ったところでどうにもならないのだが、つくづく金に縁のない私だと痛感した次第である。