先日から私の話題はGeForce GTX 460の事ばかりになってしまった。
それぐらい興味深いGPUだという事なのだが、個人的にはもう一つ性能に伸びが欲しかったわけだが、良く考えてみたらGeForce GYX 460をSLIにした場合はどうなんだろう? とちょっと疑問に思ったりした。
そもそも、NVIDIAもAMDもハイエンド分野でGPUを2つ搭載したモデルが登場するのがここ数年の流れであり、さすがにGF100を2個搭載する、というのは消費電力的に真っ当な感じもしないわけで(いや、それでもGTX 480でSLIとかしてる人はいるだろうが…)、それならばGF104を2個搭載したハイエンドビデオカードが登場してもおかしくないのではないか? と思えてしまう。
そもそも、GeForce GTX 295の時は、GTX 285コアを2個搭載したのではなく、GTX 275のクロックダウン版を2個搭載していた。
排熱問題などを考えれば至極真っ当な話である。
であれば、もしGTX 490なんてものが存在したならば、GF100よりも低消費電力で低発熱なGF104を2個搭載してくる可能性は十分考えられる。
こんな話で盛り上がっていたサイトがあったので、とりあえず紹介。
Meg’s PC Life
このサイトで紹介されている海外サイトで興味深いデータが掲載されていた。
なんと、GTX 460のGPUコア800MHz版は、その性能でRadeon HD 5850を超えているらしい。
しかも高いと言われているオーバークロック耐性で800MHz以上のクロックアップも比較的容易に出来るらしい。900MHzまでは上げられなくても、850MHzくらいまで上げられればかなりのパフォーマンスを発揮するに違いない。
価格的に考えてSLIという手も導入しやすい。
768MB版は価格的に2万円強。2枚購入しても4万円強という価格設定だ。
この価格ならシングルで動作させるよりSLIで動作させた方が性能は上を行く可能性がある。
もっとも、私的にはシングルしか興味はないのだが、前述のGTX 490よろしくGPU2個搭載型シングルビデオカードが登場すれば、SLIがもっと身近になるに違いない。
普通に考えればRadeon HD 5830を超えるビデオカードでしかないGTX 460だが、そのポテンシャルはRadeon HD 5850を超えるものを持っている。
だとしたら、昨日の私の予測ではないが、歩留まり向上を願うばかりだ。
潤沢にオーバークロック耐性の高い個体が出来れば、製品として幅広い高性能ビデオカードが登場してくる可能性は高い。
もしその流れが現実となるのであれば…今GeForce GTX 460を買うよりは、もう少しバリエーションが見えてきてから買うほうが賢いかもしれない。
もっとも、希望的観測でしかない話ではあるが。