秋葉原のPCパーツショップで、Radeon HD 5870が極端な品薄になっているらしい。
Radeon HD 5870といえばAMD系のハイエンドビデオカードだが、発売されてから既に半年以上経過している製品でもある。
今更ながら大人気ビデオカードになる要素は普通なら考えにくい。ハイエンドビデオカードは登場時に需要が一気に高まり、その後一定数が捌けた後、その人気は次第にミドルレンジ製品へと移り変わっていくからだ。
だが、今Radeon HD 5870の人気が浮上する要因が全くないわけではない。
それがFINAL FANTASY XIVベンチマークである。
秋葉原の街でもこのベンチマークがいろいろな店舗でデモとして実行されていた。
そこから出た一つの結論が、FF14ベンチの結果はRadeon HD系がGeForce系を上回る結果だったという事である。
何故Radeon HD系の方が結果がよかったのか?
その理由は先日から私がGeForce GTX 460の事を書いていた事に通ずる話で、おそらくはグラフィックスを表示する為の効率がGF100コア型のGeForce GTX 480/470よりもRadeon HD系の方が優れているからではないかと思われる。
たしかにGF100系(Fermi)はハイパフォーマンスGPUだが、それはあくまでもGPGPUとしての性能であり、純粋にグラフィックス表示だけを考えれば、GPGPUの為のユニットをメインにしていないRadeon HD系の方が効率が良いわけで、ベンチマークの結果がそれらを証明した形になったと考えられる。
そういうスコアの結果が、今回のRadeon HD 5870の人気につながったのではないかと思われる。
というわけで、やはり私の狙い目はGeForce GTX 460になる。
Fermi系の一部機能を引き継いだGT200コアの性能は、おそらくグラフィックス部分だけで言えばかなり高いと考えられる。
問題は価格だが…まぁ、発表されてから考えることにしよう。
おそらく、発表と同時に私と同じように狙い目と考える人が増えるはずだ。
そして…品薄になる、という循環を繰り返す。
ん? 世間は…不景気じゃなかったのか?(爆)
2010/07/09 • no comments