韓国でBlade & Soulの第3次クローズドβテストが5月9日から22日に行われている。
Blade & Soulは東洋をイメージした背景を持つアクションMMORPGだが、元々クローズドβテストは第2次で終わり、そこからオープンβ、そして正式サービスへと移行する予定だったものを、さらなるクォリティアップを目指す為にオープンβテストを延期した、という事情があった。
ハイクォリティというのはこの作品が元々追い求めている部分ではあるものの、第2次の時点でもかなり良く出来ていた感じだった。足りないものがあるとすれば、キャラクターの種族数やクラス数といった横幅の問題であって、基本はコレでも十分というイメージだったものを、さらなるブラッシュアップを目指すという、ある意味時間かけすぎでは? 的な感じが私にはあったのだが、今回の第3次の出来具合を見ると、さらに上に向かったか…と感じるだけのクォリティアップがあるように思える。
西洋ファンタジー作品ではあまり見ることのできないこういった背景。もちろんこれはゲーム中の背景である。実に細部まで作り込まれている。
こうしたビジュアルのクォリティアップは、待っただけのかいがある部分だが…実は私的にはコレは逆にマズイ方向だったんじゃないか? と思えたのが今回の第3次クローズドβテストから新たに加わった召喚士である。
以前のイメージムービーなどで紹介されてきた召喚士は、種族的に可愛らしい種族であっても、召喚するクリーチャー等に関しては重々しい雰囲気のものだったりしていたのだが…今回の第3次クローズドβテストで加わった召喚士は…ネコやパンダなどを使った、しかもそれがカッコイイというイメージからカワイイというイメージに完全に変わったスタイルへと変更されている。
狙っている。
間違いなく狙っている。
そういう方向も間違っていないとは言い切れない。
しかし…Blade & Soulの世界観に合っているのか? という疑問がどうしても私の中にあり、武侠RPGとした世界を著しく変化させているように思えてならない。
この召喚士以外のクラスは、至って以前と同じであり、激しい剣戟や重い打撃を繰り出すアクションシーンを実に雄弁に語るイメージなのだが、この召喚士だけがこうした方向へとシフトしている。
もちろん、カワイイという要素はあってはならないとは言わない。が、全体のバランスがコレで変わらないとは言い切れないような気がしてならないのは私だけだろうか?
まぁ、こうなってしまったからにはもうどうにもならないワケで、おそらくコレでオープンβテストへと移行し、正式サービスが始まるだろう。
その時になれば、また違ったイメージを感じるかもしれない。今はそれに期待するしかない。
ちなみに日本ではNCジャパンがサービスを担当するので…月額課金制度なら3,000円/月という実に高額サービスになるのではないかと思われる。
…今、これだけの価格設定にしているのはNCジャパンのMMORPGだけなんだが…。
せめて2,000円/月にして、アイテム課金を併用というスタイルならまだユーザーフレンドリーだが、そういう形になればいいな…と淡い期待で待っていたりする。
まぁ…この動画を見て「Blade & Soul面白そう! 召喚士やってみたい!」と思った人はぜひ召喚士を心待ちにしていただきたい。
私は…ないな(爆)