Appleの新商品発表会において、やはりiPad miniが発表された。
これはもう各所で噂されていた通りのもので、性能的にはiPad2並、価格的にはちょっと微妙、そんな感じだった。
A5コアを搭載している段階で、最新世代とは言えないかもしれないが、もともとiPad2でも動作的には問題の無いレベルであったため、使い勝手が悪いという事はないと思われる。
解像度は1024×768ドット、それを7.9型パネルで表示しているため、同じ解像度で7型パネルのNexus7よりは画素ピッチは粗い事になるが、おそらくこの誤差は見た目にはわからないと思われる。
Nexus7と決定的に違うのは、3G&LTE通信を装備しているという事。この部分はiPhone5と同等である。この部分がNexus7との棲み分けになるのではないかと思う。
もう一つ、Nexus7と決定的な部分は、その質感である。
おそらく7インチタブレット端末の中でも飛び抜けて質感の高い端末と言える。
しかも厚みはNexus7よりはずっと薄い。スタイリッシュという言葉がズバリ当てはまる…そんな感じと言えよう。
今回のiPad miniだが、私的に納得のいかないスペックが一つある。
それがコアがA5コアという事である。
もちろん、解像度がiPad2と同等という事で、A5で十分と判断したのかも知れないが、個人的にはA6を搭載するか、A5Xを搭載して欲しかったところである。
ただ、どうもA5Xは45nmプロセスのコアらしいので、この筐体内に入れ込むのが難しかったと思われる。とすれば、やはりA6コアを搭載してほしかった…というのが私の本音である。
アプリが要する処理能力は、徐々に引き上げられている感じがあるだけに、A5コアというのが今一つ納得いかない所である。まぁ…価格的な問題もあったんだろうとは思うが。
そしてもう一つ発表されたのが、私が昨日の記事にしたiPadの新型である。
Retinaディスプレイ搭載で、Lightningポートを装備している…というのは予測通りだが、コアまでA6X搭載、そしてLTE対応と、新型化していたのはちょっと羨まし過ぎる話である。
…だって私が今の第3世代iPadを買ったのは8月ですよ、ええ…。
ただ、LightningポートとA6Xコア、LTE対応以外は変わっていない感じであるため、出来る事は変わらないかな、と思っている。
LTE対応となっていても、基本的に私の使い方はWi-Fi中心であるため、特に困る事はない。一番困るのがコアの処理能力である。
A6コアはA5Xコアと違い32nmコアとなっている為、省電力化が図られている。そのA6コアをベースにGPUをクァッドコア化したものがA6Xであるため、今回の第4世代iPadは処理に関してかなり有利になっていると思われる。
ま、それでも今の第3世代iPadで困ったと思った事はないので、私の用途では変化点はないのかもしれないが。
他にも、13インチのMacBook ProにもRetinaディスプレイの製品が追加されたりしたが、やはり今回の一番のネタはiPad mini、そして第4世代iPadではないかと思う。