エバーグリーンから3,999円の自作ヘッドフォンアンプが発売になった。
ケースなしの“DN-84338”が3,999円で、ケース付きで上位モデルである“DN-84337”が4,999円という価格設定になっている。
当初私も“DN-84337”はタダ単にケース付きなだけだと思っていたのだが、どうもケースが付いただけでなく、ちゃんと上位モデルという言葉に意味があるようだ。
こちらがケースなしの“DN-84338”で、オペアンプ1つが交換できるタイプ。
こちらが上位版の“DN-84337”で、オペアンプらしきものが2つある。
この上位版にはこんなケースが付いてくる。
ボリュームツマミの色で上位版かそうでないかの区別が付く…だけじゃなく、基板上にも違いがある、というわけである。
この上位版の基板上に置かれている2つのオペアンプらしきものだが、これが両方ともオペアンプなら、どういう仕組みになっているのやら…。電子回路とか初心者以下なんでよくわからんが、回路図も付いてくるようなので、詳しい人はいろいろ改造できるハズ。
というか、上位者なら既に自作したり他にももっと良いキットを知っている可能性はある。
ま、入門用って事でこのキットを選ぶのなら意味はあるのかもしれない。
個人的には9Vという電源に問題を感じている。
できれば…eneloopとか充電池で動いて欲しいところである。
特にポータブルアンプのような大きさである事を考えると、そうした需要の方が大きいように思えてる。ま、電圧の関係で9Vにしているのだろうと思うが、そこを設計変更できる技術があれば、改造でそういう所に手を入れるのも一つ面白い試みかもしれない。
ポータブルアンプも最近はいろいろと製品があるようで、拘る人はいろいろと拘っているようである。私はまだポータブルアンプにまで手を出していない(そもそも外で音楽を聴くというような時間や行動がない)が、電車通勤で1時間以上移動するような状況であれば、私もポータブルアンプが欲しいと思うかも知れない。
ただ、メーカー品に拘る事なく、いろいろ触って見たい、という人であれば前述したように入門用としてこのキットはありかもしれない。
部品点数45点(ケースなしだと25点)、ハンダとハンダ鏝、ニッパー等の工具があれば初心者でも2時間ほどで作れるようなキットなので、とりあえず初めて見るかという人は面白いキットになるかもしれない。
ま、秋月電商で販売されているキットの方が良い、という人も多いようで…。
その辺りは好みの問題って事で。