2月22日に日本で発売となったPlayStation4だが、その販売数は2日間で32万2083台だったようだ。
PlayStation3の時は国内での初週販売台数は8万8443台だった事を考えると、約3.6倍も増加している事になる。
PS3と比較してはいけないのだが
そもそもPS3とPS4では価格が違い過ぎるため、比較してはいけないのだが、この3.6倍に増加したというポイントは重要なポイントになるように思う。
PS3とPS4では、そもそも最初のコンセプトが違い過ぎる。
初代のPS3はPS2との互換性がある、とした中でローンチタイトルが充実していなかった、価格が高かったという状況で8万台売れた。
今回のPS4は、従来機との互換性はほぼなく、ローンチタイトルも充実しているわけではなく、ただサードパーティの開発から歓迎された開発環境がある、という状況で32万台売れた。
比較するには、あまりにも条件が異なりすぎていて、比較対象にならないのかもしれない。
ただ、今回32万台という数字を叩き出した理由を別の視点で観た場合、その理由の一つに販売台数に余裕があったから、という事ではないかと思う。
PS2の時などは初回販売に回せる数がこんなにも用意されていなかったように思う。初日に買おうと思ったら、予約は必須で店頭ではかなり厳しい状況で購入場所を探さねばならなかった…という事が、今回は一切なく、未だに店頭在庫は存在している。
買いに行けばモノはある…という状況であれば、前評判が良ければ販売台数はぐんぐん伸びるのは当たり前の事である。
マーケットとして北米、欧州、中国と経て日本にきたワケだが、大消費地区の発売が終わってからの状況であれば、やはりそこには買いやすさがあったという事ではないかと思う。
Xbox Oneが値下げに…
日本では未発売のXbox Oneだが、英国では既に値下げの動きが見られている。
英国では、Xbox Oneを429.99ポンドで販売していたが、3月14日にXbox One本体とゲーム「Titanfall」のバンドル版を399.99ポンドで発売することを決定した。
Titanfall単体は49.99ポンドである事を考えると、今回設定されたバンドル版は約80ポンド(約13,600円)の値下げ、という事になる。
日本での発売日がまだ決まっていないというのに、今の段階から価格が崩れるという状況から考えると、想像以上に“売れていない”のかもしれない。逆を言えば、PS4がそれほど売れている、という言い方になるのかもしれないが、そもそもの設計思想が異なる両製品に対し、どちらの思想を消費者が受け止めたかの差が、この状況に現れたのではないかと私は思ったりする。何しろ、使われているアーキテクチャのほとんどは同じものなのだから。
何はともあれ、PS4は前評判も良く、それでいて入手性は高い、というのは有り難い話であり、これがずっと続けばいいなと思ったりする。
ただ残念なのは、PS4のFirst Limited Packは2月出荷分までだという事。『Knack』のコードが不要な人は特に影響が出る話ではないのだが、少しでもお得な方が良いと考える人は、今のウチに入手しておいた方が良いかも知れない。