本来なら日本時間で日付変更された後の情報だが、深夜に公開された情報なので本日掲載する。
今回のWWDCでは結局新型iPhoneの話は出てこなかった。多分Appleも迷っているのかも知れない。
発表されたiOS 8
開発者向けカンファレンス「WWDC」の基調講演でAppleはiOS 8とOS Xの新バージョンを発表した。
提供時期は共に今秋という事だが、残念ながら多くの人が期待した新型ハードの発表はなかった。
iOS 8の新機能等については、各種サイトを見てもらった方が良いと思うため、ココでは言及しない。
どちらかというと、私は今秋iOS 8が出るという事から、新型iPhoneについて、ちょっと考察してみたい。
iPhone6はどうなるのか?
今までiPhone6に関していろいろな噂が出てきた。
大きさの違う2種類が登場する、そのウチ小さい方が8月に登場し大きい方が9月に登場する、など、結構細かい話まで出ていた。
しかし、6月の今の段階でAppleはそれらについて何も語ることなく、iOS 8のみを発表した。
という事は、この時点で私が思うのは8月に小さい方のiPhone6が発売される可能性はかなり低いという事だ。何故なら、新型に新型OSを搭載するのは世の常であり、その新型OSが秋登場と謳っているのだから、夏に出しようがない。
仮に、8月に小さい方の新型を登場させたとしたら、そこにはiOS7が搭載されて発売される事になる。
この方法も決してあり得ないとは言わないが、可能性としてはかなり低いと言わざるを得ない。
今までの新型iPhoneで、旧型OSを搭載したまま新型iPhoneを発売し、その後即座に新型OSを発表した、という事例がない。
その今までの経緯で考えれば、今回も同じく新型iOSの登場と共に新型iPhoneの発売が始まるはずである。
ファブレットiPhoneは登場するのか?
今回のWWDCで、この情報だけでも明確化して欲しかった。私的にはホントにそう思う。
4.7インチと5.7インチという2種類の端末が実際に出てくるかどうかはわからないが、時代を顧みればファブレットは既に一つの市民権を得られている。通話よりもメールやネットのブラウジングが主体という人からすれば、ファブレットはスマホとタブレットの中間に位置する、便利な端末になる。
スティーブ・ジョブズ存命の頃であれば、そのポリシーから発売される事は無かったかもしれないファブレットだが、今のAppleなら市場動向から発売に踏み切る可能性も高い。
ではiOS 8として、ファブレットサイズの場合に利点があるのか?
今回のiOS 8では、「メール」アプリは作成中メールのウィンドウを画面外に一時待避させ、ほかのメールを閲覧できるようになったりしている。要するに、従来単一画面で処理していたものを、見た目からしてマルチタスクっぽくしており、より画面が大きくなれば便利に使える状況が予想される。
そうした使用感からの背景を考えると、今回のWWDCでは発表はなかったものの、私的にはファブレットiPhoneは登場するのではないかと私は予測している。
ま、希望的観測という側面はどうしても拭えないが…。