トラは哺乳綱ネコ目ネコ科ヒョウ属に分類される肉食獣だが…。
子鹿と戯れるとか…
ネットを彷徨っていたら、面白い画像に出くわした。当初、子鹿が襲われる直前の画像だと思ったのだが…何か様子が変で…襲っているという感じではない事が発覚。
何だ、コレ? と思って、その記事を読んだところ、どうも虎はこの子鹿を食用とみていないらしい。
こんな事があるのか? と思ったが、記事によると、トラは発情期で、母性が肉食性を超え、子ジカを自分の子のように感じたのかもしれない、としていた。
果たしてそんな事がありうるのだろうか?
生き残った子鹿
この写真が撮られたのは、インドのタドバ・トラ保護区で、インド・ムンバイ出身のカメラマンがこの写真を捉えた。
タドバ・トラ保護区はインド西部マハーラーシュトラ州最大の国立公園であり、敷地面積は約624.2平方kmという場所である。同地域では2010年の調査報告書によると、43頭のトラがいるというが、今回の写真はまさにその中の1頭のトラの物語。
カメラマンが、メスのトラが鼻で子ジカを優しくなでたりくわえたりする瞬間を激撮できたのは、おそらく相当運が強かった、としか思えない。そもそもこんな事象が起こる事など誰も想像できなかったのだから。
トラはとても楽しそうに見えたそうで、子鹿の隣に回り込み、鼻で子ジカをなでたり、やさしくくわえたりしていたそうである。まぁ…子鹿からすれば生きた心地はしなかったかもしれないが。
しかし、15分後にメスのトラは子鹿を草むらに置いてその場を離れたそうで、結局この子鹿はケガする事もなく、生存したとの事である。
まさに奇跡としか思えないような話だが、写真から見ても分かる通り、このトラからは攻撃性が感じられない。
一体何がどうしてこうなったのか? 結局誰にもそれは分からないそうである。
こんな写真が撮れたら楽しいだろうな…
実際、このような写真が撮れたら、ものすごく楽しいだろうな、と思う。まぁ…私には一生無理なシチュエーションではあるが、こういった画は動物園では絶対に撮れない。まさに神の一瞬としか言いようのないワンシーンである。
人を襲わないトラもいる
タイには人を襲わないトラもいる。
何でもタイのカーンチャナブリー県にあるワット・パ・ルアンダ・ブアという寺院で飼われているトラは、血のついた食べ物を一切与えなければ凶暴化しない、という事で、実際に密猟などで母親を殺された子どものトラを1999年ごろから引き取って育てているそうである。通称「タイガーテンプル」と呼ばれる寺院だそうだ。
ホントにそれだけが理由でおとなしいトラになるのかはわからないが、何というか、本来あるべき形でないものを見るというのも、何とも不思議な感じに思えて仕方が無い。
しかし、前述の子鹿と接触したトラはそういうトラではなく、あくまでも自然の中にいるようなトラである。それでも襲わないという事がありうるのだから、実に不思議な話である。
まぁ…ネコはきまぐれとよく言う為、トラもやはりネコの流れの中にある生き物…という事だろうか?
タイガーテンプルにいるトラに「だるまさんがころんだ」を教えられる日も来るかもしれない(爆)
引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1427385540/