突然、そんな事を考え始めてしまった。
利用価値がなくなったワケじゃない
VAIO Duo 13を購入して2年が経過した。
別段、性能的に困った事もないし、用途としても通常運用できる優れたノートPCだと思っている。
実際、利用価値がなくなったわけでもないし、私の業務としても第一線で活躍してくれているのだが、何故か突然、このVAIO Duo 13を売却しようかな? とか思い始めた。
私が購入したのは、ラストモデルでSSDは256GBを搭載、auのWAN接続が可能な機能を持っている、いわゆるBTO品である。
店頭販売モデルと違い、付加価値があるワケだが、この価値が損なわれる前に売却してしまい、次に備えるか別のものに転用するか? と考えたのである。サーフスライダー機構で画面が展開するモデルは、このVAIO Duoシリーズしか発売される事がなかったワケだが、個人的にこの機構は面白い機構だと思うし、使う人によっては使い勝手の良い動きを実現したモデルだと思っている。
ただ、私の運用では扱いきれないかもしれない…と薄々感じていた。
というのは、このVAIO Duo 13はもっとクリエイティブなワークスタイルに向いているモデルで、私の仕事などでは用途的に合わない部分がある。
それでも性能はとても良いため、今まで仕事でも『それなり』に活躍してくれていたのだが…。
性能変化幅はどんどん短くなっている
最新のノートPCと2年くらい前のノートPCの性能変化幅は、実はそんなに離れてはいない。
昔なら、2年違えば大きく性能が異なっていたが、今ではそう驚くほど性能に開きがない。特にHaswellと言われるCPUから現在のBroadwellと言われるCPUだと、性能的に20~30%、しかもそれはピーク時の性能差でしかない。通常運用時の性能差は全くもって変化がない、と言っても差し支えがないほどである。
というのも、従来は1年サイクルでCPUのアーキテクチャもしくはプロセスが変化していたが、今はその進化がかなり鈍化しているため、性能に差が付きにくいのである。
そしてHaswellは省電力性能でその前のIvy Bridgeから格段の進化を遂げたCPUであり、その技術は基本的にBroadwellでも大きく差が付いていない。
だからHaswell搭載のノートPCであるなら、今のモデルと驚く程の性能差がないのである。
という事は、Haswell搭載のPCは中古相場でもあまり値崩れしていない、という事でもある。
まさに売り時は今、という感じもしないでもない。
そうは言っても…
ただ、ノートPCを失うという事は、私の業務にもそれなりに問題も出る。
闇雲に売り払えばそれでいい…とも思っていない。
タイミング的にノートPCの使用頻度が下がる辺りで…とそういう状況でないと売却する事もできないワケで、私の考え通りに全てが進むわけではない。
そもそも、ノートPCが必要だったからVAIO Duo 13を購入したのだから、必要な時に売却するのでは本末転倒である。
それだけに、VAIO Duo 13の進退は非常に難しい。
それとも売却した後に別のノートPCを補充するか?
そういう手もあるが、あまり中途半端なノートPCを補充する気にもなれない。
結局、その性能からVAIO Duo 13をそう簡単に売却する事はできないというのが、私の現状だったりするのかもしれない。
ただ、売却した方が良いかもしれない、という考えは変わらない。
基本方針はそこに向けておいて、今後の状況でいろいろ考えていく事にしよう。