COMPUTEX TAIPEI 2015に東プレが出展している。
静電容量方式は凄くイイ
東プレのRealforceと言えば、タイピストならぜひとも欲しい一品と言われる(…多分言われていると思う)キーボード。
決め手となっているのは、キーのスイッチが存在しない静電容量方式を採用していると事で、静電容量がハードウェア的に決められた一定の値(つまりこの場合は押し込む深さ=ほぼ力を加えた強さに比例)を超えた場合にキーをオン、それ未満の場合をオフとしてキーボードのスイッチ機能としている所にある。
だからタイピングしていても疲れないし、打っていても楽なのである。
実際、私もRealforceを使い始めてから、Blogで長文を打っても疲れないし、以前のメカニカルキーボードも悪くはなかったが、それでも劇的変化だなと感じた程である。
ただ、今私が使っているRealforceの最大の弱点は…艶消し黒の本体&キーに対して刻印も黒なので、ちょっと暗い所だとタッチタイプ(所謂ブラインドタッチの事。だがブラインドタッチは差別用語なので今はタッチタイプと言う)でないとキーが探せない、という事である。
私はタッチタイプが出来るが“カナ打ち”という、最近では珍しいタイプなので、カナを打つ分には暗闇の中でも問題はないのだが、これがひとたびアルファベットを打つ必要が出てくるとキーを探さなければならない。ある程度の位置は把握しているが、いざアルファベットのLはドコ? と言われると咄嗟に押せないのである。
だから、本体もキーも刻印も黒い今のRealforceは、使いやすい反面、キーが判別しにくいという問題があり、この部分を何とかしたいなぁ、常日頃から思っていたりする。
キートップが光るRealforce
そんなとても打ちやすい静電容量方式のRealforceを展開している東プレが、COMPUTEX TAIPEI 2015で参考出品しているのが「TYPE HEAVEN」と呼ばれるキートップが光るキーボードである。(画像はコチラより引用)もちろんキー方式は静電容量方式で違うのはキーの一つ一つにLEDを仕込んであるという事。光る色はソフトウェアで自由にカスタマイズできるそうで、用途によって色を使い分けるなんて事もできるようだ。
LEDコントローラーの品質にも拘っているようで、約1,600万色を正確に表現できるそうだが…まぁ、そこまで出来なくても問題はないのではないかと思う。この拘りが日本テイストなのかもしれないがw
アナログ入力可能なキーボード
他にもCOMPUTEX TAIPEI 2015の東プレブースでは、静電容量方式で得られる値をアナログデータのように扱い、256段階で強弱を表現できるキーボードなんてのも展示している。
このアナログ式キーボード、ゲームなどでいえばレースゲームのステアリング操作やアクセルワークもアナログ式入力に出来るわけで、とうとうゲームパッドだけでなくキーボードもアナログスイッチの時代に来たかと思わせる内容である。
また、MIDIキーボードとして使えば、鍵盤の強弱も表現できるわけで、使い方によっては便利に使えるかもしれない。
ま、私としてはアナログ入力よりも今は光るキートップキーボードの方が興味はある。
ロシアからキートップ全面を液晶化したキーボードが出るという話が昔あったが、結局テンキーボードが出ただけで終わった…と噂では聞いた。
キーボードというデバイスはまだまだ変化球を出せる市場ではないかと思うので、東プレにはいろんなアイディアで世界進出してもらいたいと思っている。
それにしても…光るRealforceはいいなぁ。