もうね…このフレーズをこのBlogで使うのは4度目ですよ(爆)
27年ぶりの暴挙?
銀河英雄伝説という小説がある。通称“銀英伝”と省略されて表現される作品で、その内容は? と聞かれた際に「三国志のSF版」とかつて私の知人は答えていたが、その答えはあながち間違っていない。
銀河帝国の若き天才“ラインハルト・フォン・ローエングラム”と、自由惑星同盟の不敗の魔術師“ヤン・ウェンリー”の、そう長くはない戦いの記録…と私は思っているのだが、要するに政治体制の異なる銀河帝国と自由惑星同盟、そして商業によって国家を超えた存在となっている帝国領フェザーン自治区の三つ巴の争いを描いたSF小説である。
SF…と言うと「それは違う」と言われてしまう可能性もあるので、実はとても表現しにくいのだが、SF的要素よりもどちらかというと人間ドラマの方が圧倒的に濃い作品である。
既にアニメ化もされているのだが、何よりアニメ化されたのが今から27年前。
27年前にまず劇場版「わが征くは星の大海」が公開され、その後OVA、さらに劇場版とアニメ化されている。
総計すると劇場公開アニメ3作、OVA本編110話、外伝52話という実にとんでもない話数を誇るアニメで、OVAシリーズを全てを見るだけでも3,500分、つまり60時間近くを必要とする大作である。
その銀英伝のアニメがリメイクされる…という話が浮上したのはつい最近の事で、その話を聞いたときには「ついにそこまでネタが尽きたか…」と思ったワケだが、昔の名作がリメイクされるというのはある意味喜ばしい事でもあるため、オリジナルの良さを損なわない事を祈りつつ、今後に期待したいところである。
原作者の田中芳樹も、このアニメ版リメイクに関してコメントを出している。
田中芳樹コメント
http://gineiden-anime.com/
“「物好きな人がいるもんだなあ」という失礼な感想を、27年ぶりにふたたび味わうことになりました。”とあるが、ホントにそんな感じである。
昨今のアニメは1クール作品(13話構成)が多いわけだが、ここにきて100話超クラスの銀英伝を投入するとは…ホントに何を考えているのやら。
制作チームはProduction I.G
Production I.Gと聞くと、私がまず最初に思い浮かべるのが攻殻機動隊シリーズであり、パトレイバーシリーズである。
最近ではサイコパスなんかも制作しているが、どうしても私からすると攻殻機動隊が最初に思い浮かぶ。
攻殻機動隊シリーズは、如何にもSFです、と言わんばかりの近未来設定バリバリの作品だが、そんなProduction I.Gが「銀英伝」を作るとなると、どうにも違和感を感じずにはいられない。
まぁ…こういうのは監督次第でどうにでもなるものなのだろうが、私の中では違和感は拭えない。
まぁ…もし京都アニメーションが制作する…とかそういう話になると、おそらく作られる銀英伝はキャラで媚びる作品になってしまう可能性もあるワケで、それから比べれば真っ当かな、とも思えなくもない。
どちらにしても、イマドキの技術をふんだんに取り入れる事になるので、艦隊の戦闘シーンなどはCGバリバリのものになるのだろう事は容易に想像が付く。
だが、銀英伝の戦闘シーンと言えばクラシック音楽、というぐらい、落ち着いていて威厳のあるシーンなワケだが、それにCGを組み合わせると、一体どんな戦闘シーンになるのやら…。想像がつかないだけに、期待しつつも不安だったりする。
ボレロを背景に鳴らしながらスパルタニアンがバリバリのドックファイトで帝国軍艦を次々と撃沈していくシーンというのは、あまり想像したいものではない(恐い物見たさで気にはなるがw)。
どちらにしても2017年には何かしらの形で姿を現すようなので、今後に期待しつつ待ちたいと思う。
そうかー、遂にリメイクの話が出ましたか。
ビデオレンタル屋で、ズラーッと並んだパッケージを見て、流石に無理だわ…と退散したのが懐かしいですw
しかし、リメイクとなると気になるのがCV。
亡くなってしまった方もいるし、あのイメージで固まってると違和感が過ごそうです。
ジャンルについては、SFと書くと私も違和感あるので(どこもサイエンスしてないし)、やはりスペースオベラが一番しっくり来ます。
あぁ、黒色槍騎兵が損害度外視で突撃する雄姿とか、みてみたいなぁ。
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Production I.Gだけに、光学迷彩で艦隊戦とかあったりして(爆)
ま、それはさておき、やはりCVは気になる所ですな。
登場人物が多いだけに、誰の声を誰がやるのかはホント、気になります。
新人とかの起用もあるのかなぁ…。
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