先日Blogにも書いたグラディウス2がいよいよ発売になったが…
ナムコも参戦
先日、ハムスターがアーケードアーカイブスとして昔のアーケードゲームの配信をしている事に対して、他メーカーも追従して欲しい、なんて事をBlogで書いたのだが、ナムコ…いや、今はもうバンダイナムコエンターテインメントと名前を変えてしまっているが、そのナムコがついにPS4のダウンロード販売に乗り出してきた。
つい先日の4月20日の事で、前情報をまるっきり入れていなかった為、たまたまPlayStation Storeに入ってみたら、ダウンロード専用のタイトルの中にパックマン、ギャラガ、ディグダグが並んでいて、少々面食らった感じである。
この3タイトル各540円に対して、3タイトルをセットにした3 in 1という1,080円のお得パックも販売されているのだが、これでようやくナムコゲームも参戦し、いよいよもってレトロゲームも幅が出てきたといった所である。
今回、この3タイトルの他に、Ms.PAC-MANという、パックマンの派生ゲームも加わっているのだが、なぜかセット品の中に含まれていない。何故なのか理由はわからないが、ちょっと中途半端な感じがしないでもない。
まぁ、それでも全く発売されないよりはずっとマシであり、この売れ行きによって今後タイトルが増えていくのかな、と考えられる。
夢は1980年代黄金期の復活
ナムコのアーケードゲームの黄金期と言えば、やはり1980年代である。
パックマンとMs.PAC-MANが1980年、ギャラガが1981年、ディグダグが1982年の作品になるのだが、ここからナムコのゲームはいろいろなタイトルが次々と量産されていく。
縦スクロールの名作ゼビウスとかわいいキャラで鬼ごっこなマッピーは1983年、RPG要素を含んだドルアーガの塔とパックマンシリーズ初の横スクロールアクションであるパックランドが1984年、RPG要素にアクション性を加えたドラゴンバスターとポップな空戦アクションのスカイキッド、走破型横スクロールアクションのメトロクロスが1985年と、80年代前半だけでも怒濤の勢いで名作が生まれ続けている。もちろん、80年代前半には、これ以外にもラリーXシリーズ、ポールポジションシリーズやリブルラブル、グロブダー、ボスコニアン、バラデューク、モトス、ディグダグII、ギャラクシアン系シューティングの数々など、まだまだ名作がある。
さらに、1986年以降、つまり80年代後半になると、ハードウェア性能の向上からさらに名作と呼ばれる作品が多数生まれている。
トイポップをはじめ、ザ リターン オブ イシター、源平討魔伝、ローリングサンダー、サンダーセブター、ワンダーモモ、妖怪道中記、ドラゴンスピリット、パックマニア、ファイナルラップ、スプラッターハウス、ベラボーマン、メルヘンメイズ、アサルト、オーダイン、メタルホーク、未来忍者、ワルキューレの伝説、ファイネストアワー、バーニングフォース、フェリオス、ウィニングラン…等々、まだまだ他にもあるが、5年の間にこんなに出したのかよ、と思える程のタイトルがある。
これらの全てがARCADE GAME SERIESとしてリリースされるのは無理だろうが、それでも昔の資産を少しでも後世に残す、いや、伝えていく意味でも、ぜひ発売して欲しいと思う。
ちなみに…前述のタイトルは全てアーケードゲームのタイトルであり、当時のナムコはこれ以外にもファミコン専用のタイトルも制作している。
実に恐ろしいまでの開発力である。
次はカプコンか、それともタイトーか?
ナムコが参戦したのは良い。問題は売れるかどうか? という事だが、今のPS4ぐらいの性能であれば、単純なエミュレーションでの動作であっても、何ら遅延なく動作すると考えられる。
つまり、当時のハードウェアのエミュレートを可能にさえしてしまえば、ほぼほぼタイトルは動作するだろうし、僅かながらの調整で商品化できるものと考えられる。
そこまでの手間をかけるかどうかという問題は付いて回るものの、資産としてのコンテンツを活かすという意味では極端にムダとも言えず、一定の売上に貢献するのではないかと思うのだが…ぜひともカプコンには他メーカに歩調を合わせて追従してもらいたいところである。
もしナムコのように自社で展開できないのなら、ハムスターにロイヤリティを下ろすだけでもいい。カプコンにも当時の名作は多いのだから。
また、カプコンだけでなく、タイトーも名作は多いし、アイレムにもある。ニチブツ系はハムスターが既に作品を投下しているし、こうしたメーカーが次々と参入あるいは権利を下ろす事によって、かつての名作がラインナップに増えていくワケで、さながらゲーム博物館のような事になる。
それはそれでゲームの歴史の為にも良い事だろうし、氾濫してしまっている現在のゲームとの違いを見ることによって新たな価値観を生み出すキッカケになる可能性もあったりする。
ゲームは文化であり、新しい技術や技法で進化していくが、その進化はどこかのタイミングで止まってしまう。しかし、過去を見る事で新たな価値観が発掘され、その価値観からまた新しい道が生まれていく。
そうしたサイクルを促す為にも、過去の名作はもっと広がっていく方が良い。ビジネスに繋がるのであれば、今後もこうしたリバイバルは行われるべきではないだろうか?
とりあえず…次のコナミ系はぜひとも「パロディウスだ!」あたりを期待したいところである。
出てくれないかなぁ…。
この時代のアーケードゲームは本当に多彩で面白かったですね。
ナムコはあまりプレイしてないなと思ってたんですが、武上さんが列挙した中に幾つもありました。
メルヘンメイズ、アサルト、フェリオスなんかはかなりやったし、何よりも他に無いインパクトがあったバラデュークはハマりました。
コナミだとグラディウスのコイン投入音からステージ最初の音楽は今でも覚えてるし、タイトーはダライアスの音楽に魅せられてゲームミュージックにハマって行くキッカケになりましたっけ。
今ではビデオゲームの並んでいるゲームセンターは殆ど無くなってしまったし、是非ともこういったエミュレーションで復活させて欲しいですね。
綺麗で凄い最近のゲームには無い面白さがあるって事を、後世に伝えて欲しいです。
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最近の小中学生の間で、SFCのゲームを遊びたいと思っている子供が増えているようです。
昔のタイトルは単純かもしれませんが、それだけに面白さに直結した内容のものが多いので、今の複雑化したゲームより面白く感じるのかも知れません。
技術の進歩でゲームはどんどんと複雑化して、そうした複雑さの上にやり込み要素が盛り込まれたタイトルが多数でましたが、それは今までの蓄積あっての話であって、蓄積がない人が単純明快なものを求めるというのは、ある種当たり前の事なのかもれません。
私など、未だにマリオブラザーズ(スーパーマリオじゃない)は最高の対戦ゲームだと思ってるぐらいですから(爆)
ただ、こういうエミュレータでのレトロゲーム復活の場合、どうしても特殊ハードウェアが必要なものは再現されないんですよね。
ベラボーマンのベラボースイッチとか、サイバリオンのトラックボールとか、キャメルトライのトグルスイッチとか…。
こういうの、何とか再現できるといいんだけどなぁ…。
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