第2弾が発売されるという事は…。
うみねこがなく頃に
私が以前所属していた会社から「うみねこがなく頃に」の全話いっき見Blu-rayが2016年12月7日に発売される。
ちょうど、このBlogで第1弾が発売された時の事を記事にしたのだが、ハイレートな480i映像で収録したSD画質の全26話を1枚のBDに収めて、一気に見てしまおうという製品となる。
今回は2017年12月6日までの一年間限定の発売になるようで、恐らくだが前回の「ひぐらしのなく頃に」の販売から得た教訓から、そのような期間限定商品にした可能性がある。
前回の記事を読んでもらえばわかるが、この手のノンストップで見る事のできる製品というのは、一定の需要があるという事は私が在籍していた頃から周辺から言われていたことであった。
その結果として「ひぐらしのなく頃に」の発売があった…のかはハッキリとはわからないが、少なくとも前回の販売実績から一定の需要があるという事を判断し、今回の「うみねこのなく頃に」の発売に繋がったものと思われる。
過去作品を掘り起こせる?
これも前回の記事に書いたことだが、昔の作品をBlu-ray化して発売する等の場合、一番厄介なのはアップコンバート化の問題である。
アップコンバート自体は時代と共に進化はしていると思うが、思いの外予算がかかったりして、結果としてあまり効果がでない事が多い。
昔のフィルムを掘り起こしてBD化する際には、デジタルマスタリングとアップコンバートが必要だが、せめてこのアップコンバートという部分を除くことで、制作費を軽くする事ができれば、商品化するハードルはぐっと下がるハズである。
今回、第2弾が発売されたという事は、一定の売上は見込めるという事が分かったという事でもあるわけなので、SD画質でのハイレート映像による製品化は、一定の要求には応えられるだろうし、埋もれてしまった作品の再発掘には良い手法ではないかと思う。
何もかもをBD化する必要はないわけで、それでいて過去作品を埋もれさせずに再発掘…そういう視点で是非とも他作品も同じ手法で製品化して欲しいものである。
まぁ…デジタル制作された製品を同じ手法でいっき見できるようにして、低価格化するという手法もあるだろうが、新しいものは最初からフルHDクラスで制作されているため、その手の手法は採りにくい事実もある。
デジタルだけどSD画質だった時期は限られる為、その時代のものだけを対象とすると、製品の幅が非常に狭くなる。その観点から、こうしたいっき見BD品質の作品をもっと広げる為に、せめてデジタルリマスターレベルの修正だけで発売するという流れを確立して欲しいものである。