いろいろ思う所があるのだが…
機種選定に悩む?
Webカメラを買ってみようと思ったのには理由がある。
別段、誰かとWebカメラを使ったチャットをやってみようとかそういう事を考えているわけではないが、配信で使おうと思った事は間違いない。
もともと、Web配信はゲーム配信を中心とした事を考えていて現在もイロイロ実験をしているのだが、自分的には自分が何か手元で作ったり作業したりするシーンを撮影するというのもアリなんだろうな、という、ゲーム配信以外の事もちょっと考えていたりする。
もちろん、自分が何かを作ったりするのが得意という事でもないのだが、Webカメラは一つくらいは持っていてもいいだろう、という考えが元々あって、それで買ってみようと考えていたのである。
というか、実は以前に一つ買ったことがある。
2013年3月に200万画素のカメラを購入した、という事を記事にした事がある。
この時購入したカメラは、確か金額合わせか何かで2,000~3,000円くらいのものを購入した記憶があるのだが、当時はまだWebカメラ市場も熟れてなくて、購入したものもマニュアルフォーカスであまり良いカメラとは言えないシロモノだった。
あまりにも使い勝手が良くないカメラだったため、このカメラはなかったこととして(爆)、長期に渡って使用する事もなく、今までそのままにしてきたのだが、やってみたい事ができたので今回改めてWebカメラを購入しようと決意した。
ところが…こんどはWebカメラ市場が熟れすぎていて、機種選定に悩むことに。
といっても、私的には2強アイテム化しただけの事で、どちらを選択するかという事で悩んだだけなのだが、とりあえずMicrosoftのLifeCam StudioとLogicoolのC920系のどちらかを購入しようと決めた。
最終的には…
MicrosoftのLifeCam Studioは、小型ではあるものの最大1080pの動画による撮影ができる機種であり、MicrosoftのWebカメラの中では最上位にあたる製品である。
LogicoolのC920も、同メーカーの最上位機種にあたるのだが、こちらも1080pの動画撮影が可能な機種であり、一般的な評価ではLogicoolのC920の方がやや高評価という感じである。
この両機種の決定的な違いは、オートフォーカスの速さで、LogicoolのC920が高評価なのはほとんどがそのAF速度がLifeCam Studioより速いという理由のようである。
他にもホワイトバランスとかいろいろ言われているが、もともと動画撮影は周辺光量によって明るさを頻繁に変えるため、私的には白飛びする場合はもう周辺光量を調節するしかないな、という考えでいたため、そこで両者の違いを比較するつもりはなかった。
他の能力で比較しても、両者は確かに拮抗する所はあるものの、総じてあらゆる面でC920の方が若干有利か? という感じだったので、狙いをC920に定める事にした。
価格だけでいえば、LifeCam Studioの方が圧倒的に安いのだが、もともとC920を新品てで購入するつもりがなかったため、ヤフオクでC920が6,500円で手に入るチャンスが巡ってきたため、そこで即決して購入した。結構綺麗な個体だったので、お得感バリバリな一品だったと思っている。
C920系
私がこのC920を「C920系」と表現したのには理由がある。
まぁ…知っている人であれば今更説明する必要も無い事なのだが、このWebカメラは、C910から始まって、現在の最新機種はC920Rと進化(?)してきているのだが、C910とC920はカメラのハードウェアが根本から変更されたため、そこにある性能差は結構あったりする。
C920が発売したばかりの頃は、C910の方が画質が良い、という噂が出て、C910の在庫を巡って結構なプレミア感が出たのだが、画質が綺麗というのは静止画である場合がほとんどで、動画という面でみるとC920の方が確かに進化した性能を持っていた。
するとC920はそこそこ安定して評価されるようになってきたのだが、売れ行きが鈍化するとメーカーというのは新製品を発売する動きを見せる。ところがC920は当時の技術面で考えても性能がそんなに悪くなかった為、Webカメラとして要求される性能として市場の中ではまだまだ通用する…というか、その時点でも上を目指す必要が全くないカメラだったためか、C920Tという名称だけ変更した形で販売される事となった。いや、実際には、メーカーとしてどこか廉価させている可能性はある。性能を維持する事ができて、なおかつ少しでも安く作れるのなら、メーカーというのは、廉価部品を使って安くして製造する可能性はある。だが、要求性能としてC920Tは前機種であるC920と同等の性能は維持していた。
ところが、今度はC920Tの売れ行きが鈍化した際に、新機種としてC920Rという機種を発表した。この時、性能は変わらないと判断したのか、今までレンズがカールツァイス銘だったものを普通のガラスレンズへと変更したのである。これはもうブランドではないものを使用した為、製品に銘柄を記載する事はできない事から、その違いがパッケージングという形で見て解る事となってしまった。
実際には性能は変わらないのかも知れない。たかだかWebカメラのレンズである。それがカールツァイス銘である必要が最初からなかったのかもしれないが、安定品質である事を表明していた銘をC920Rでは外したのである。
すると、今度はC920Tの株が急上昇。逆にC920Rは、前機種をあまりしらない人かもしくは銘柄なんて関係ない、という人にしか注目されない製品となってしまった。
であるから、未だにオークションサイトなどでは、C920とC920Tはプレミア感が付いた感じで取引されている。逆にC920Rは普通のWebカメラとして扱われている状態である。
購入したのはC920
で、私が購入したものは、初代のC920である。
レンズはカールツァイスを採用したモデルで、レンズカバーガラスの左端にカールツァイスである事が銘として表明されている。
箱もなく、マニュアルもない状態ではあるが、もともとパッケージには紙マニュアルしか付属しておらず、ドライバなどはWebからダウンロードしてくる形のものであるため、本体さえ稼働できる状態であれば特に問題はない。
しかもWindows8以降では、WebカメラをUSB端子に差し込むだけでドライバを探してきてインストールする為、基本的に何もする必要がない。
どうしてもLogicool製のカメラコントロールアプリが使いたい人は、Logicoolのサイトからダウンロードしてインストールすれば良いという事になる。
実際に…C920とC920Rだが、使えばわかるが多分何も変わらないと思う。
映りが良いとかそういう違いもないと思う。使っているセンサーは全く同じだろうし、ハードウェアとしてはレンズの銘柄以外はホントに違いがないと言える。
私はたまたま6,500円という価格で購入できるチャンスがあった為、C920を購入したが、同じぐらいの価格でC920Rが出品されていたら、ひょっとしたらそちらを買っていたかも知れない。
ハッキリ言って、このサイズのレンズの場合、光学特性云々はあまり意味がない。
どちらかといえばセンサーやオートフォーカス部分の方が問題で、それらが変わりがなければ性能は同じと言える。
なので市場からはどんどんとC920やC920Tは消えていくが、プレミアを付けてまでそれらを購入する必要はないと思う。
どうしてもカールツァイスがいいんだ!…という人はプレミア覚悟で突貫すれば良いが、C920系の映りを期待しているだけなら、C920Rで必要十分である。
で、このC920で何をするかというと…それはまた今度の話。
今すぐできるというわけではないのだが、実験してみたいと思っているので、試してみたらまた記事にしたいと思う。