Realforceでこんなの出ないかなぁ…。
人間工学的
PCの入力装置として最も馴染みのあるものの一つとしてキーボードがある。
大体106~109キーが搭載されているキーボードが普通のもの…と言えば、ほとんどの人はその姿を想像できると思うが、本来このキーボードは人間の手首に結構な負担を掛けている。
それはキーボードが横並び一直線のスタイルほしているからで有り、人間の手首の自然な向きを考えると、左右それぞれが違った角度にキーを配置している方が体には優しいのである。
Microsoftなども、そうした人間工学に基づいた、左右で向きの違うキーボードというのを以前は発売していたが、昨今はMicrosoftもそうした入力装置の開発は縮小傾向にあり、そうした尖った製品は発売していない。
こうした状況の中、株式会社アーキサイトが、BAROCOO製の左右分離型メカニカルキーボード「Mistel Barcoo(ミステル バロッコ)」を10月末に発売すると発表した。キーボードの5/T/G/Bの列から縦真っ二つに割った分離型キーボードで、左右のユニットはそれそれmicro USBケーブルで接続し、キーボード本体はMini USBコネクタからUSBコネクタに変換されるケーブルでPCと接続される。
ハードウェアマクロ機能を備えており、配列変更やキー入力パターンのプログラミングが可能で、いろいろな配列にできるという機能があるが、ここは素直にそのまま使いたいところ。プロファイルを複数持たせる事ができる事で、やり方によっては、右側ユニットに左側ユニットほ含めた全てのキー入力を割り当てる事も可能で、片手で全ての入力が可能…らしいが、現実的かどうかはまた別の話。
配列はテンキーを除く英語96キーで、キースイッチにはCherry MXを採用。黒軸、茶軸、青軸、赤軸、白(クリア)軸の5種類が用意されていて、Nキーロールオーバーに対応する。なお、白軸のみ直販モデルでしか選ぶ事ができない。
JISキー配列が…
この左右分離型メカニカルキーボードのMistel Barcooだが、キー配列がUSキー配列のみというのが残念な所で、個人的にはJISキー配列版が出てくれないかな、と思っていたりする。
また、キースイッチとしてもCherry MXであるだけマシではあるのだが、東プレのRealforceのように静電容量方式のキーを搭載したモデルとかが出てくれるととても有り難い。
…注文付けすぎと思うかもしれないが、そもそもそれぐらい拘りのある人でなければ、こうしたキーボードを購入したりはしないのである。
東プレも、最近はゲーミングキーボードの開発をしたりしているため、こういういろいろな用途のキーボードを検討して欲しいと思うのだが、左右分離型は入力のしやすさという観点で考えた時は最もスタンダードに出てくるアイディアなので、ぜひとも検討してホシイところである。
うーん…Cherry MXでもいいからJIS配列が出てくれないかなぁ…。