以前も一度交換したけれど、スマートキーの電池残量が少ないと警告された。
車から警告された
今日、所用があって車に乗った時である。
ブレーキを踏みながらエンジンのスタートボタンを押すと、エンジンが始動するのと同時に鳴るピー音がいつもより回数が多く長い時間にわたって鳴っている事に気がついた。
アレ? と重い、フロントパネルの所を見ると「Key Battery」という文字と電池の残量が少ないというマークが表示されていた。
まぁ、見てすぐわかる様にそういう表示方法になっているのだろうが、無線でスマートキーと連動しているシステムがスマートキーのバッテリー残量が少ないという事を警告しているのである。
そういえば、以前交換してもう2年以上は経過しただろうか。そろそろ切れても不思議ではない時期である。
というワケで、電池交換する事にした。
交換は自分でできる
まぁ…分からない人はディーラーとかで1,000円超くらいでやって貰うこともできる(価格はディーラーによって変わるかもしれない)ようだが、こういう電池交換はやり方自体がマニュアルに掲載されていて自分でできるようになっている。
スマートキーのお尻の部分にコインで開けられるような溝があり、そこを使ってこじ開けるとスマートキーがバッサリと二つに分かれるのである。ちなみに交換に使用するリチウムコイン電池はCR1632という型番のもの。一般的にはパナソニック製をよく見かけるようだが、セブンイレブンでサクッと購入できるぐらい一般的なものと言える。ちなみにセブンイレブンブランドの電池はソニー製である。
私はスマートキーにシリコン製のカバーを取り付けているので、それを外す。写真では見えづらいかも知れないが、スマートキーの下の部分に溝があり、そこをコイン等を使ってこじ開ける。溝幅から考えてオススメは500円玉。10円玉を使うと、溝にちょっと深めの傷が付いたりする可能性があるので、出来る限り溝幅に近いものを使った方がいい。
意外とパーツ数は多い
今の最新のN BOXのスマートキーも多分同じだと思うが、N BOXのスマートキーは意外と部品点数が多い。といっても、キーのボタンが独立しているから多いのであって、構造そのものは単純。ボタンパーツとボタンの復帰用シリコンと制御ユニット、そしてカバーである。
時々、開けた瞬間にボタン復帰用シリコンが外れてボタンパーツが散らばり、焦る人もいるかもしれないが、ボタンパーツは必ず突起が天地左右のどこかの位置についていて、それらがガイドしてくれるのでバラけても元に戻すのは難しくない。
どちらかというと間違えやすいのはボタン復帰用シリコンの表裏である。ボタンを押すと制御ユニットのボタン部分を押すだけの仕組みなので、間違えないように。
いざ交換
で、この制御ユニットの裏面にリチウムコイン電池が取り付いている。
私が前回の交換で使用したのはパナソニック製だったようで、それを取り外して今の新しいコイン電池(ソニー製…といってもメーカー名は記載していないが)に交換するワケである。制御ユニットの頭部分、つまり電池が収まっている側の側面がガッツリと空いているので、電池が取り出しにくい時はそこにシャーペンの先などを入れてテコの原理で電池を押し出してやれば簡単に外せる。まぁ…本当は通電しないものでやった方がいいんだが。あとは制御ユニットを元に戻して、スマートキーの両側を合わせて元に戻すだけ。
交換した後のパナ製コイン電池の2年超の役目を終えた姿がコレである(爆)
スマートキーのパーツを合わせる時はグッと力を入れて合わせ、パチッという勢いのある音が聞こえれば終了である。まぁ、見た目でちゃんとハマッたかどうかは分かるが、締まりきっていないとバラける可能性があるので、一応注意である。
完全にハマれば、側面の隙間などには相当薄いもでないと入れられなくなるぐらい締まるので、見てすぐ分かる。
価格差をどう考えるか?
前述した通り、一連の作業をディーラーにお願いするとディーラーによるが1,000円超程度の料金でやってくれるだろう。
自分で交換する時は、電池料金238円(税込)+作業時間である。作業時間は写真撮影含めて10分かかってない。
1,000円くらい別にイイや、とディーラーに頼んでしまうのもよし。簡単だから電池だけ買ってきて自分でやろう、というのなら自分でやるもよし。
どちらでもいいと思う。
ただ…個人的には自分でやる事をお薦めしたい。その為にマニュアルにもやり方は記載されているし、そもそもメーカーであるHONDAもスマートキーの電池交換はディーラーの仕事と捉えていないような気がする。
ディーラーは一応客商売なのでやってくれと言われればやるだろうが、そもそも作業費を決めていない可能性もある。
ものすごく簡単に交換でき、女性でもメカメカしい作業ではないのでこれぐらいはできると思う。ぜひチャレンジしてもらいたいものである。