シャレもここまで来ると…。
10日深夜販売
AMDのRyzen Threadripperが10日の22:00より深夜販売となる。
おそらくこれが国内では最速の販売になると思うが、既に数社からも対応マザーが発表され、ハイエンドクラスでのRyzenが登場・運用される事になる。
具体的な性能は実際の販売流布が始まってから、各所から情報として出てくるだろうが、マルチスレッドによって好結果が出る処理などはかなり良い結果が期待できるのではないかと言われている。
このThreadripperだが、愛称は「スリッパ」と言われている事は以前このBlogでも書いた。
まぁ、名称を省略形で考えれば順当な愛称だなとは思うが、このThreadripperの深夜販売に購入特典として配られるものが、まさか本当に「スリッパ」になるとは思わなかった。
AKIBA PC-Hotline
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1075290.html
…シャレになってねーよ(爆)
おさらい
Ryzen Threadripperは、16コア32スレッドの処理が可能な1950Xを頂点に、12コア24スレッドの1920Xと1920、8コア16スレッドの1900Xが存在する。
この内、最初の販売で登場するのは1950Xと1920Xとなるわけだが、他はその後徐々に発売されていくと考えられる。
X付きとそうでない無印の明確な違いは、駆動するクロックと消費電力で、X付きはTDPが180Wにもなる。それが無印では140Wとなると言われている。当然X付きの方が高クロックで動作する為、処理性能は高くなる。
そうした性能比を考えても個人的には無印が扱いやすく、良い感じだなと思うが、そもそも8コア16スレッドの1900XはRyzen7の1800Xを買うよりはずっとお買い得のように思えてならない。
というのは、ThreadripperはPCI Express3.0の数が64本と実に多く、対するRyzen7では24と制限されてしまっている。
こうした拡張性を見るに、多少の金額の違いであるなら、Threadripperへ突貫する方が機能的には随分とお得のように思える。もちろん、マザーボードの価格にも差は出るのだが。
スリッパを貰う貰わないという話はネタとしても、ハイミドルとしてRyzen7 1800Xを購入する事を考えるなら、もう少し背伸びしてThreadripperへとステップアップするのはアリかもしれない。
私は現時点ではまだ見送りではあるが、Ryzen7を検討している人は選択肢としてThreadripperを含めてみてはどうだろう?