情報がある程度揃ってきた感アリ。
Intelで突貫
いつまで待っていても仕方が無い。
また、計画も半年単位で大きく変わる様相が見えなくなってきた。
そんな時期だからこそ、そろそろ次期メインPCの構想を計画したいと覚悟を決めた。
考えてみれば長かった。
AMDのRyzenの登場を2年近く待ちわび、結果として私の予算獲得が失敗してRyzen獲得を逃したと同時に半年後に突貫を決めたが、Intelの動きがアヤシクなってCoffee Lakeの情報が浮上し、そのウチ次のCanon LakeやIce Lakeの話が出てきたかと思えばAMDのZen+やZen2の話まで出てきて、もはや情報戦は混迷を極めた。
そこから何をチョイスすべきか?
随分と悩んだが「PCは欲しいと思った時が旬」という原則を忘れた結果がコレである。
なので、情報の動きが鈍った今こそが、それらを決める一つの時期ではないかと考えた。
そして出した結論は…結局Intelコアで構成する、という事である。
狙い目はCoffee Lake-SのCore i7-8700K、つまり6コア12スレッドを予定する。まだ価格は見えないが、私の予測では他ラインナップのCore i9等の価格から想定して4万円半ばではないかと考えている。
問題はこれに組み合わせるマザーボードで、Intel系は何かとマザーボードの価格が高いのが難点。なのでZ370チップセット品になる事は間違いないが、マザーボードそのもののグレードは保留とした。
メモリはDDR4、可能な限り総計32GBを搭載し、メインストレージはマザーボードに搭載されているm.2スロットがNVMe対応ならNVMe接続でやってみたいと思うが、このメモリとストレージは容量含めてコストと要相談という事になる。
大枠としてはこんな感じだが、もちろんその他にも考えている事はある。
ビデオカードが悩みどころ
そして一番の悩みどころがビデオカードである。
基本的にはAMDのRadeon RX Vegaで行こうと思っているが、Vega64にするかVega56にするかはまだ決めていない。
とりあえず、10月中にはサードパーティ製のVega搭載カードが発売されるハズなので、今はそれ待ちなのだが、実はここに一つだけ割り切れない気持ちがある。
AMDは既にVegaの後継となるNaviに向けて動いていて、噂では2018年7月ぐらいに最初のProfessional向け製品がローンチされる可能性があるという。
ただ、Naviは7nmプロセスで製造される予定であり、7nmプロセスが2018年7月という時期に登場するには、まだ時期が早すぎるという話もある。だから2018年7月に登場するのは7nmプロセスのNaviではなく12nmプロセスで製造されるVega Refreshではないかという話もある。
こうした噂はあくまでも噂レベルの話だが、この噂から見えてくる一つ確実な動きは、今のVegaの後継が大凡2018年の夏ぐらいには登場するだろう、という事である。
つまり、私が予定している年末~来年初めのプランから半年程度で微細化されたプロセス製造のVega搭載カードが出てくるという事である。
Vegaはただでさえ消費電力が大きいと言われているので、プロセスが微細化される事による省電力化は実に魅力的であり、それが半年後に登場するとなると、年末の段階で現行Vegaを導入するというのは、ちょっと残念な感じを受けるワケである。
…まぁ、そんな事を言っているから踏ん切りが付かなくていつまでも新PCを導入できないワケだが。
その他の拘り
現段階で考えている構成も予定でしかないのだが、方向性はもう見えてきている。
Coffee Lake-Sの6コア12スレッド&Vega、これが一つの方針であり、コレを起点にあとは自分の拘りで構成する。
スペック的な所以外の拘りで言えば、次は間違いなくATXにするという事。
前回MicroATXで良いだろうと判断したが、結局拡張で困るハメになったので、今回は最初からATXありきで考える。
また、今回はCPUクーラーを簡易水冷にしようかと思っている。前回も簡易水冷を導入してみたが、上手く動作しなかった事を理由に結局空冷を選んだ。あれから数年が経過し、製品品質も向上しているので、再度簡易水冷を導入し、空冷よりも温度の低い安定したCPU運用からブースト機能での性能向上に期待しようと思っている。
他、まだ細かい点でいくつか検討したい事もあるが、まずは基本格子をハッキリさせる事で、今後の仕様も定まってくると考えている。
これを決めきれなかったが故に、今まで計画も立たずにいたわけだが、これで今後は先行して他に使用予定のある機材準備ができるというものである。
思った以上にCoffee Lakeの6コア12スレッドの性能が高かった事が、決め手になったと言える。まだ一部のソフトウェアでは8スレッド以上の処理で最適化されていない事による性能低下が見られるようだが、それも徐々に解消されていくだろう。
また単純にCore数が多い事で性能が上がるエンコード作業などは依然としてRyzen7 1800Xの方が処理能力は上だが、それでも8700Kでのベンチの結果ではその性能差は随分と小さいし、何より通常用途での性能はそのほとんどでCore i7 8700Kが優位であった事を考えると、ミドルハイレンジであるならコレを本命と考えるのがベストではないかと思う。
ここまで方針を固めることが出来たなら…次は大枠の予算を組み立ててみるべきだろう。果たしていくらぐらいになるのやら…。