それで日本は変わるのかい？

　自民敗退、民主圧倒。
　まぁ今回の参院選は荒れに荒れた…というよりは予想通りの展開で、現体制から脱却しなきゃならんという意志が極々当たり前のような感じで表面化したように思う。
　で、これで日本は変わるのかい？

　私は時々、トップに立つ人はいわゆる“政治家”であってはならないんじゃないかと思う。
　じゃあどんな人がトップならいいのか？
　単純に言って、商人みたいな人の方が良いんじゃないかと思っている。
　商人は損得勘定に敏感で、売れると思ったものはしたたかに売りさばく。
　地方自治体だけでなく、日本は世界に対して自前のコマをしたたかに売りさばく時代がやってきているように思う。
　もちろん内需拡大なんてのも重要なポイントかもしれないが、もっと外貨獲得の道を突き詰めていいんじゃないかと思うわけである。
　今回の参院選ではトップの人がすげ変わるような出来事にはならなかったが、確実に足下を揺るがす出来事だったに違いない。
　だがここで油断してはならない。
　もっとドラスティックに日本を変えていくのなら、政権を塗り替える勢いが必要だろうし、従来の政治家のような人間がトップになるようではダメだ。
　もっと金儲けできる人間がトップにならないと、今の財政難は乗り切れないハズだし、そうした人材は今の政治家達の中にはいないように思う。
　昔の政治家達から感じられた、みなぎるような商魂に似た魂を持つ政治家が現れない限り、財政を立て直す事は難しいに違いない。
　でもそうしないと、今の日本はどんどんジリ貧になっていく。
　人口が減り続けているのだからジリ貧確定みたいなものである。
　この静かに近づいてくる大問題に真っ正面から立ち向かうためには、まず政治家が変わらないといけないハズだ。
　そこが難しい話なんだろうが…