新型Core2 Duoの発売が始まり、先週からものすごい勢いで売れているという事らしいが、その中にあって新型よりも売れているCPUがある。
それがQ6600であり、Intelの2+2コア製品である。
完全なクァッドコアではないものの、並列処理に関して言えばデュアルコアよりも高性能であり、今まで売れなかったのはその価格設定にある。
そのQ6600が先週から今週にかけてバカ売れしているは、偏にその問題だった価格が大きく変更され、一気に手の出る価格帯へと降りてきたからだ。
37,653円。
これが今週のアキバにおける平均価格。最安値だと36,970円とある。
つまり、最上位Core2 Duoの価格でクァッドコアが手に入るワケである。
これなら売れるハズである。
ただ、この売れ筋のQ6600にも注意が必要だ。
それはステッピングの違い。
B3ステッピングのものとG0ステッピングのものとが併売されているのだ。
もちろん、ショップによってはこれらを別商品として価格差をつけて販売しているところもあるのだが、基本的には同じ商品であるため、買う前に確認するなどしたいところだ。
というのも、G0ステッピングでは消費電力が大幅に下げられていて、TDPが下がっているからだ。
もちろん、このG0ステッピングを搭載するためにマザーボードのBIOSアップデートが必要になる場合もあるが、TDPが下がるというのは、発熱の観点から見ても重要だ。
BIOSのアップデートが怖いという人はB3ステッピングで行くしかないわけだが、それでも価格は魅力的なのだから、そういう手段も悪い選択とは言えない。
これから先、新型Core2 Duoが売れていくのは間違いのない話だが、旧型Core2 Duoも価格によっては売れ線になる可能性は十二分にある。
しかしながら、今現在旧型Core2 Duoの価格で大きく下がったのはQ6600のみであり、E6700以下デュアルコア製品は、新型の価格より高いという状態。
これでは新型しか売れないというのが実情で、これから価格が下がっていくという事になるだろう。
私は…もしCPUだけ買い換えるというのならQ6700がこなれてきてからの話になるだろう。
TDP問題はおそらく大丈夫だろうから、あとは価格のみである。
3万円台に落ち着いてくれればなぁ…と思わずにはいられない。
しかし…
E6600もGeForce6600もそうだが、どうして6600という数字のCPUはこうバカ売れするんだろうか?
6600という数字に何か秘密があるのかも…(ねぇよw)