すっかりIntelのCore2シリーズにそのお株を奪われたAMDだが、Barcelonaコアの登場でそろそろ本格的に逆襲が始まりそうな予感。
Barcelonaコアの本命はサーバ用途の新型Opteronだが、コンシューマ用コアであるPhenomが身近になってきたと感じる製品がアキバに展示された。
チップセットRD790を搭載したASUS製マザーボードのサンプルが石丸電気 モバイル館(DOS/V工房)に登場した。
もちろんサンプル品である以上、これが本商品になるかどうかはわからないが、AMDが8月に開催したPhenom FXのデモイベントでも同じRD790チップセットを使用していた事を考えると、チップセットそのものは本商品に使われるモノに違いないと思われる。
ただ、やはりその詳細は未だ以て不明なのは同じ。
分かっていることはAM2+プラットフォームに対応しているという事。
AM2+プラットフォームは、最大2.6GHzで動作するHyperTransport 3.0、PCI Express 2.0などがサポートされている事が分かっている。
それだけでも大きな進化と言えるが、実はこの後ろにはすでにAM3プラットフォームが控えている。問題はAM2+からAM3へと進化するまでの期間がどれだけか?という事だ。
1年以上かかるようであれば、AM2+プラットフォームで一台新しく組んでしまってもいい…という判断もできよう。
どちらにしてもIntelはNehalem世代でないとNative Quad Coreは登場しないと言われている。
省電力&高パフォーマンスをいち早く狙うなら、Phenom X4を狙うのがもっとも近い。そういう人は今後のAMDの動向は要チェックだ。
2007/10/28 • no comments