マザーボードのBIOSを上げてみた。
理由は特にないが、今後の事を考えると、上げておいて損はないと思ったからだ。
ウチのマザーボード、ASUSの“COMMANDO”は、チップセットがP965と今や一世代前のマザーボードだが、メーカーのASUSが「Penryn(CPUのコードネーム)までは対応」と公言しているため、あと数年は公式に対応可能だ。
だから今市場に出回っているIntel E6850等のCPUも搭載できるのだが、正直言えば、今載せ替えするのは得策じゃないと言える。
というのも、E6700とE6850ではクロックが2.66GHz→3.0GHz、FSBが1,066MHz→1,333MHzとこれぐらいの差しかないため。
といっても、この差はそんなに小さいものではなく、おそらくパフォーマンスは1割くらいは上がる。
やはりクロックが1割上がれば、それだけの効果はあるとみて間違いない。
しかし、それでも得策でないと言えるのは、Penrynとして今発売している最上位CPUを見れば一目瞭然だったりする。
今、市場にPenrynコアとして発売されているのは、45nmのCore2 Extreme QX9650(3GHz)だが、これにはSSE4やSSE命令を1サイクルで処理できる機能などが搭載されている。
つまり、Penrynコアに載せ替える事で従来の機能からさらに一つ飛び抜けた性能を得られる事になる。
来年になれば、Core2 Extreme以外のCore 2 QuadでPenrynコアが出てくるだろうから、載せ替えはそれらにした方が良いワケである。
現状、Core 2 Quad Q6600は確かに3万円を下回り、買いやすいコアではあるが、Penrynコアと比較すると、そこから得られるメリットはあまり大きくない。
せっかくメーカーがPenrynまで対応と言っているのだから、PenrynのCore 2 Quad製品が出るまで待ち、そっちに載せ替えていく事を考える方が無駄がない。
今回リビジョンアップさせたマザーボードのBIOSは、まさに45nmのCore2 Extreme QX9650に対応できるリビジョン。
廃な人からすれば生ぬるいパワーアップ術かもしれないが、より大きな効果を低コストで実現するには、この方法がベストだろうと思っている。
ま、今年中にメモリを4GBにして、来年にQuad Coreにできればいいかな…ぐらいの感じ。
マザーボードのBIOSアップは、そのための前準備と言ったところである。