Phenomが登場して久しいが、そのパフォーマンスは私が考えていたよりも低かったように感じる。
それだけ期待が大きかったというのもあるが、登場したPhenom9500や9600が思った以上にクロックが低かったというのも理由かもしれない。
2008年に登場する予定のPhenom9900でもクロックは2.6GHzと、Intelのハイエンドコアから比べてクロックが低いのが問題視されそうな感じである。
しかも、9900はTDPも140wとかなり高く、内部動作速度が向上しているという部分を考慮しても、パフォーマンスに対しての消費部分が大きすぎる印象が残ってしまっている。
そんな状況を打破する唯一の方法は、私的に考えて“電圧を上げないオーバークロック(OC)”しかないように思う。
もちろん、電圧を上げてOCという手もあるが、それでは結局の所TDPを上げてしまう事になる。
ここはやはり通常電圧駆動のOCでどこまでパフォーマンスを稼げるか?というところに活路を見いだすべきだろう。
BLESS秋葉原本店で、Phenom9500を2.2GHzから2.7GHzにまでOCしたデモを怒っているらしい。
コア電圧を1.36vまで上げてのOCであるため、私の趣旨から外れてしまうが、少なくとも個体によっては電圧を上げれば2.7GHzまでいけそうな感じ。
なら電圧を上げずにOCすると、予測では2.2GHzが2.4GHzくらいにはなりそうな感じがする。
個体差があるため、すべてがそうなるとは言えないが、マザーボードのパフォーマンスをちょっと変えるだけで、今までの見え方と違ってくるように思える。
まぁ、私は多分Phenomを使うことは考えにくいが(金銭的に)…。