先日、PSPをより深く利用するため、パンドラバッテリセットを購入した。
今日、そのパンドラバッテリセットが届いたので、早速見てみた。
海外では、パンドラバッテリに使用できるような、ほぼ専用のPSP用バッテリーというのが発売されているらしい。
別にパンドラバッテリ専用というワケではないのだが、サービスモード用に作られているというところがパンドラバッテリにとって都合が良かったという事かもしれない。
そのバッテリーは本体が赤い。
見るからにパチモンっぽい姿で、しかも“Made in China”としっかり書かれている(爆)
噂では、本体のカタチが歪(いびつ)なものがあり、モノによっては装着が困難らしいが…ウチのは問題はなかった。
このバッテリーの他に、改造するためにカスタマイズ化したマジックメモリースティックが必要になる。もちろんセットなのでそれも入っている。
ヤフオクで購入したので、結構冒険かな?とは思ったが、届いたものはマトモだった。
マジックメモリースティック化したメモリースティックDuoは、珍しくSonyの純正品(1GB)。
同梱されていたアダプタは結構変形していて使い物にならなかったが、アダプタはもともと私も持っていたので問題なし。というか付属品は粗悪なものが多いのでちゃんと持っていた方がいい。
アダプタは1,000円しないのだから。
これらの付属品でとりあえず接続してみた。
サービスモードで起動するといってもバッテリーである事に違いはないので、恐る恐る旧型PSPにセットし、マジックメモリースティックをスロットに入れて、起動する。
もちろん、最初の起動は普通に立ち上がる。PSPはもともとスタンバイモードで立ち上がるため、そこから再起動(電源スイッチ長押し)させる必要がある。
で、再起動してみると…ナニやらいかがわしい黒画面に白文字という、いわゆる“DOSっぽい”画面が。
ここで×ボタンをいきなり押すと、一気にファームウェア書き換えが始まるため、まずは□ボタンで既存のファームウェアをDumping(保存)する。
このDumpingでマジックメモリースティックの中に既存のファームウェアをバックアップする。最悪、そのバックアップデータで元に戻すというワケだ。
Dumpingが終わったら、いざカスタムファームウェア書き換えへ。
×ボタンを押すと、これまたいかがわしいコマンドラインがザザッと画面を埋め尽くす。
数分、いろいろなファイルをFlash Writingし、書き換え終了。×ボタンでシャットダウンと画面に出るので、一度電源を落とす。
カスタムファームウェアの導入はコレで終了。実に簡単である。
パンドラバッテリとマジックメモリースティックを取り外し、あとは正常品と付け替え、起動してみる。
この状態で普通に立ち上がるわけだが、本体情報でファームウェアを確認すると、システムソフトウェアが“3.80 M33-5”と正規ファームでは考えられないバージョンに変わっていた。
念のため、カスタムファームウェアのもっとも特徴的な機能であるリカバリーモードでの起動が出来るか試してみた。
Rボタンを押したまま、電源ボタン長押しで一度再起動すると…コマンドラインっぽい画面でリカバリーモードがちゃんと起動した。
これで間違いなく、カスタムファームウェアに書き換えられた事がわかる。
とりあえず、ナニも悩まずにカスタムファームウェアへの書き換えが終了した。
あまりの簡単さに驚きつつ、これから先何をすべきかを考える。
カスタム化する事の最大のメリットはエミュレータが使えるという事だが、PSPはいろんな意味でPC的でメモリースティックDuoに書き込むデータ次第でいろんな事ができる。
これから先、いろいろと調べる必要が出てきそうだが、まずはPSのゲームを起動できるようにしてみようと思っている。
近日中にまた公開だ。