さて、PSPをカスタムファームウェアで改造して数日経つが、いよいよここからが本番…ってワケでもないが、Sony系以外のソフトを起動させる事に着手した。
ROMイメージを吸い出す手段がいろいろあれば、もっと珍しいハードウェアのエミュレータを導入するのだが、私が持っているのはGBA用のみであるため、とりあえずGBAエミュレータが動作するようにしてみた。
調べてみると、カスタムファームウェア(以後FW)3.80 M33-5では、PSPのGBAエミュレータ“gpSP”がそのままでは起動しないとの事。
これは“gpSP”がFW1.50用カーネルのHomebrewで動作する為。
なので、まず1.50用カーネルのHomebrewを動作させるために1.50 Kernel addon for 3.80を導入した。
このアドオンを導入すると、ロケーションフリーの機能と韓国語フォントが削除されるらしいが…どっちも使わないから問題なし。
しかも導入する為には公式の1.50アップデータが必要との事だが…これも何とか手に入れてきた。
導入してみると…見た目何の変化もない。あるとすれば前述のロケーションフリーの機能がなくなっている事ぐらいだ。
で、規定の方法(※)で“gpSP”を起動したら…
何かあっけなく起動した(爆)
※ 方法はその手のサイトで調べてみよう。GBAのBIOSファイルが必須だ。
この手のエミュレータは起動はできても実際にプレイできないケースもあったりする。
なのでとりあえず自分がコントロールできる部分までゲームをやってみた。
問題なく動いてる…。
まー、PSPをいろいろと改造してる人たちというのはスゴイもんだな。
で、実はこのGBA版タクティクスオウガ外伝を起動する前に一つだけ冒険してみた事がある。
それはGBA上で動作するPC用ソフト…のコンバート版。
昔、GBA上で“月姫”と“歌月十夜”をコンバートしてプレイしていたのだが、そのファイルが動作するかやってみたのである。
結果は…最初の認証画面は起動したがトップ画面直前でブルースクリーンが出た。要するにフリーズという事だろう。
おそらく起動コードかそれに類似した何かが欠如もしくは改変しているだろうと思うが…これが動けば完璧だったんだけどね。
ただ、オリジナルのGBAソフトは大部分が問題なく動作するものと思う。
もちろん、NDSを持っている私があえてPSPでGBAソフトをプレイするというのは無駄な行為に等しいが、複数のソフトを大量にメモリースティックDuoに入れて持ち運べるという利点は大きい。
メモリースティックDuoの4MBという容量は、GBAソフトからすれば無限に等しい…とまでは言わないが相当なサイズ。多分…遊びきれない(爆)
このようにカスタム化したPSP1つで他機種ソフトがエミュレータで動作できてしまう。
動作するエミュレータを調べてみたら、ファミコン、スーパーファミコン、セガサターン、PCエンジン、ワンダースワン等々、まぁリッピングできる環境さえあればほとんどの機種がそろっているようだ。
新型PSPを買ったとき、旧型はこのまま押し入れ行きかなとか思っていたのだが、このカスタム化で新型より第一線にきてしまった感じさえあるw
すべての人にカスタムファームウェア導入をオススメするわけではないが、こういう遊び方も“自己責任”において可能である。
遊び方、広がるYo!