グリーンハウスが色再現性を高めた24型ワイド液晶ディスプレイを5月上旬に発売する。
価格はオープンプライスだが、直販だと57,800円。
店頭でも似たような価格帯になると思われる。
価格的に低価格なVAパネル製品とも考えられなくもないが、製品情報には“24.1型 Wide TFT”としか記載されていない。
しかし…実は製品情報で確実に液晶パネルの種別がある程度判断できるのである。
グリーンハウス GH-TIG243SH-LB 製品情報
http://www.green-house.co.jp/products/lcd/tig243sh_lb/(現在リンク切れ)
製品情報ページを見ると、いろいろな特徴が書かれている。
NTSC比92%の高画質パネルを採用しているとか、黒が引き締まるグレアパネル(光沢パネル)を採用しているとか、HDMI端子を装備しているとか、最近のマルチメディアパネルらしい特徴ばかりである。
この説明だけを見ていると、かなり高性能な液晶モニタに見えるが、その仕様を見てみると、この液晶モニタはTNパネルを採用しているであろう事がすぐに分かる。
低価格なのはまさにTNパネルだからである。
では仕様のどの辺りがTNパネルなのか?というと、それは最大表示色を見れば分かる。
今どきVA系パネルやIPSパネルで1677万色相当(擬似フルカラー)というパネルはまずない。TNパネルはその構造上、各色6bitの表現しかできない事から疑似フルカラーにしかならないのである。
まぁ、メーカーによってフルカラーという表現に違いがあるため、一概にすべてがそうだとは言えないが、少なくとも疑似フルカラーであればTNパネルという事は間違いないと言える。
低価格には低価格の意味がある。
疑似フルカラーでも問題なしというのなら、この液晶モニタは選択肢の一つになるだろう。
2008/03/31 • no comments