PS3発売の頃から謎とされていたゲーム“AFRIKA”が発売になった。
まぁ、私は名前から大体の予測はしていたが、要するに環境撮影ゲームといったところらしい。
具体的には、主人公は動物調査をする人で、依頼に応じてアフリカに棲む動物たちをカメラに納めていく…というもの。
なので過激なゲームを好む人からすると、おそらく目的すら分からないゲームになるかもしれない。
だが、私はコレはコレでアリなんじゃないかと思う。
PS3のグラフィック性能を考慮し、万人向けの環境ゲームを作ろうと思ったら、こんなスタイルのゲームになるような気がしてならない。
ニコ動のコメントを見ると、ダメゲーム決定みたいな事が結構コメントされているが、私はそうは思わない。
Xbox360ユーザーのコメントなのかもしれないし、そうじゃなくてもこのゲームの意味をはき違えている人のコメントなのかもしれない。
問題はこのAFRIKAというゲームの基本コンセプト。
箱庭ゲームの延長上…というか類似品なのである。
気分的にNational Graphicsの写真を撮る気分で遊ぶゲームだと私は思っている。
たしかにゲームとして派手ではないし、プレイも地味な作業の繰り返しになる事はわかる。
だが、私が思うにあまりおもしろくないRPGとかやってるよりはずっと面白い…というか長くつきあえるゲームなんじゃないかと思う。
表現されている動物たちはかなり本物の動物の挙動をするし、グラフィックはさすがPS3と言ったところ。これをフルHDの画質で見るとかなりキレイなんじゃないかと思う。
また、このゲームで使われているカメラは、実はSonyのαがモデルになっている。
カメラも最初はショボイものしかないみたいだが、高級機や高性能レンズが出てくるといった話も聞く。
カメラ好きがターゲットではないだろうが、撮影というジャンルを非常に高次元にまとめ上げているゲームだと私は思う。
まぁ…売れる作品かどうかは正直微妙だと思うが、需要が全くないとも思えないし、それなりに評価されるゲームだと思う。
万人に向けて発信するという重要な役割も果たすかもしれない。
ゲームというものの一つの方向性を確立する…そんな作品だろう。