関西圏への出張初日。
まずは枚方市へと向かう。
この枚方市の工業団地に、私が目指す一つの方向性を実現してしまった会社がある。
その会社が工場見学会を開く…今回の出張はまさしくこの工場見学会がキッカケで始まった。
私は今の製造業企業に入ったとき、まずこの会社に必要なものは生産管理システムだと思った。
社員数の規模の割にそういった管理体制がまるでできていない会社だという事を見抜くのに時間はかからなかった。
なぜなら、私の前々職も少人数からいきなり大きくなった会社であったため、そうした生産管理という部分が著しく欠落し、製品発売にこぎ着けるためのプロセスを把握する事も困難であったし、何より担当しかその仕事を理解できていないという、実に企業として個人に頼る部分の多い会社だったからだ。
今の会社に入ったときもまさしくその状態で、アイテム数から言うと前々職よりもずっと多く、また納期的にも短いものを人のスキルだけで乗り切っていた。
だから生産管理を容易にするための情報統合ツールが必要だと思ったし、人のスキルでは追従するのがすでに困難な領域に入っていると思っていた。
経営者側にその事を訴え続けて1年。
ようやく経営者側もその事態に気がついてくれたのか、管理システムの構築要員として私に命が下った。
なので今回の出張は、まずこの生産管理システムをすでに運用している会社の視察という事が第一の目的であった。
それが枚方市にある会社だったのである。
生産管理システムの内容はここでは触れないが、要するに当たり前の事を当たり前のようにできるシステムを走らせ、人がミスするであろうところを電子情報端末にて管理し、ヒューマンスキルを軽減する…そんなシステムである。
いろいろと難しい単語を並べて説明していたが、簡単に言えば人は信用できないからバーコードで製品の入出を管理し、それらを受発注にリンクさせる…という事である。
…めずらしくも何ともない事である。
ただ、この当たり前の事を当たり前にやるという事は、案外と難しい。
その難しいところをどうやって実現したのか?というのを見るのが最大の目的であったのだが…まぁ、予測通りの結論ではあった。
その会社の見学会が終わったのが午後3時30分。
その後、まだ一度も訪問したことのない外注へと向かう。
京都府京丹後市にあるため、そこからまた車で移動を開始した。
結局、初日で移動した距離は720kmほどになり、現地に到着したのも夜8時を回っていた。
とりあえず明日は京丹後市の外注に訪問し、今度は京都府宇治市へと逆戻りとなる。その宇治市での訪問が終わると、今度は和歌山県へと移動予定。
明日もキツイ行程になりそうである。
この様子では、明日の和歌山を最後に大阪はこないのかな?
できれば武上さんの仕事姿を一目見たかったのに(ニヤソw
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初日から日本列島の1/3の距離移動デスカ…お疲れ様です(-д-;)
ハードっすねぇ…。
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私の仕事姿など昔見ただろうに。
今も昔も変わらんよ。
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