世界的に不況と言われている今、就職出来ずに路頭に迷う、元派遣社員や内定取り消しの大学新卒者が溢れている。
1920年代に世界恐慌が起きたときも、状況は違えど就職難民が続出したのは容易に想像が付く。
この不況、日本の漢字誤読首相が何かしたからといってどうにかなるモノでもなく、また当然のことながら私が何かをしたからといって修正できるシロモノでもない。
言わばバイオハザード。
人災ではあるものの、その影響は天災である。
その天災に対し、今の私はどうかというと、やはり同じくして苦しい状況下におかれてはいるのだが、元々給与の低い私としては実はもらっているものは平時と変わらない。多少、残業代がカットされている程度で済んでいる。
何故給与が低いかというと、地方企業の基準が元々低いというのもあるが、ウチの会社は正しい社員評価が成されていないからである。
人間というものは面白いモノで、不況な時ほど高スキルの人間は就職に困らない。逆に来てくれと言われる。
その高スキルというところに価値があるのだが、ウチの会社にはそれがない。
自分を高スキルと言い切れる自信はないが、他社員と比較しての単位仕事量は多いとは思っている。
それが評価されていない現状の方が大きな問題であり、それが具現化していない事で不況が私に大きな影を落としていない。何とも微妙な感覚だ。
今年の仕事納め前に話は遡る。
そんな会社からは決して評価されていない私が、課長と共に専務に呼び出しを受けた。
呼び出された理由は来年の事。
会社的に来年3月までは現状維持で行くことは決定しているが、問題はその後だと開口一番、専務が言った。
…こりゃ、3月以降、私のクビを切るという話か? と一瞬思ったが、それならそれでもいいかなという自分もいた。
正直、この会社では私を正しく評価できない。なぜなら、私はこの会社の中で元々異端だったからだ。
製造業という枠に、私の経歴は当てはまらない。あまりにも違う業種ゆえ、私の過去のスキルが全くと言っていいほど役に立っていない。いや、ひょっとしたらプロデュースというスキルは役に立っているかもしれない。仕事を一歩引いた視点で総合的に見るというのは、案外スキルと言えるかもしれない。
だが、そんなスキルでは金属を切削できるワケでもないし、装置を組み立てる事などできない。
だが、専務が切り出した話はそういう話ではなかった。
ある意味、もっと過酷な試練を私に言い渡したのである。
具体的には、新しい事業を立ち上げるために新しい事を企画・運用したいというのである。
企画となると私の活躍の場はまさしくそちらだと思う。
だが問題は、今の業務を継続しつつの新事業である。…ありえねぇ orz
社命だから仕方がない。今の給与額のまま、この過酷な試練をこなせというのが適切かどうかはわからない。だが、不適切でもその方向に向かっていかないといけない事はもう確定した事である。
クビにはならなかったものの、ひょっとしたら私はまた自分の価値よりずっと安い給与で便利に使われて終わる道を進みそうである。
こんな不況の世の中、仕事があるだけマシじゃないと言われればそれまでだ。
だが、好景気であっても私の置かれている立場と業務は変わっていないだろう。
お金に縁がないというのが私の運命なのだろうか?
革命を起こすとかって話は、その後どうなったんでしょうか?
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反攻作戦を一時展開したけれど、その後に金融崩壊による未曾有の業務危機を迎えたため、作戦は一時凍結してします。
また、反攻作戦を展開したとき、私の革命的発言に上司の一部が同意してしまい、反攻作戦が完全な反抗にならなくなった側面もあり、どちらかというとホントに革命(レボリューション)に繋がる可能性が出てきました。
まぁ、それならそれでいいんですけどね。
どちらにしても、今の状態は非常に良くないので、北斗神拳のように内部から破壊していく革命へと転じていく予定です。
てめぇらの血は何色だ!作戦とでも命名しましょうか(爆)
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