Seagate製の2008年12月製造以前のHDDのファームウェアにバグが発見されたと公式に発表された。
ただ、どうもこのバグは特定のシリアルナンバーの個体のみのようで、全てが対象ではないようであるが、その特定が完全公開されていない以上、対象となるのは全てのSeagate製HDD購入者という事になる。
しかし、こうしたHDDのファームウェアバグは、今に始まったものではない。
Seagate製のHDDを使ってないから大丈夫…と思っていても、実はHDDという記憶媒体を使っている以上、殆どの人が同じ確立でそうした不具合と向き合っているのではないかと私は思っている。
過去の事例を掘り下げてみると、1999年にはWesternDigital製のCaviarシリーズで起動不良、2001年にはQuantum Fireballシリーズでチップ不良により焼損があり、2002年には富士通のMPGシリーズでベークライト不良、2007年ではSeagate製HDDでヘッド不良でディスクに傷がつくという問題があり、2008年にはHGSTのP7K500でドライババグにより特定領域にアクセスすると不具合が発生する…等々、実に様々な事例がある。
と言うことでHDDというデバイスを使っている以上、このような不具合とは常に隣り合わせだ。
今回被害に遭わなかったからといって次はどうなるかはわからない。
ただ、Western Digital製はここ5~6年間にそういう話を聞かない。
これを安心と採るか、そろそろ問題が来るか? と採るかは人それぞれである。
2009/01/19 • コメントなし