Vuzixというメーカーが、主に軍事用途を想定した単眼式のヘッドマウントディスプレイ(HMD)“TAC-EYE LT”を発売した。
価格はオープンプライスという事だが、推定40万円前後になる。
今どき、しかも単眼のHMDで40万円はないだろう…と思う人もいるかもしれないが、元来米軍向けに開発された製品であるため、堅牢性や機器の安定性が特徴という事で、サバイバル用途でも壊れたりしない頑丈さを持っていると考えると、その価格も何となく理解できるというものだ。
HMDの視野角は左右30度で、入力はコンポジット(BNC)、D-sub15ピン(アナログRGB)を各1系統装備している。
またBNC端子をRCAに変換するアダプタも付属するという事で、通常のビデオアダプタであればほぼ何でも接続できる。
付属品として電源ON/OFFやモニター輝度、ディスプレイの向きの反転などを制御できるコントロールパッドを装備しており、別売の小型カメラを接続する場合にズームなどのコントロールが可能になる、USB接続のリストバンド型マウスも同梱されるらしい。
単3電池2本で駆動し、電池は付属のバッテリーボックスに入れる。その電力をUSB経由で本体に給電するという構造で、駆動時間は約5時間。意外と長い。
USB給電が可能という事でPCからの給電も可能だそうである。
写真ではクリアゴーグルにくっついているが、Revision製、ESS製、Wiley X製、Oakley製の標準防弾サングラスに装着できるとしている。
正直、ここまで高機能でなくてもいいから、一般向けに安く発売して欲しいものである。
ウェアラブルPCを研究している神戸大学の塚本教授はこの分野では第一人者的な存在だが、こういうデバイスが安価に出回る事で、ニーズが高まる可能性は高い。
ニコンがUPというデバイスを発売したが、コイツは私的に一般に使われるケースは少ないと思っている。
私がこの“TAC-EYE LT”を一般向けと言ったのは、一般向けは一般向けでもサバイバルゲーム好きを指す。
ニッチな分野かもしれないが、その方面で成功すると使い方が妙な方向に横展開していき、結果として普通の一般向けに想定していなかった使い方を提供してくる可能性があると思っている。
ニコンのUPは形として既に固定されたものだが、今回の)“TAC-EYE LT”は基本的に眼鏡あるいはヘッドセットの形をしていないところにそのポイントがある。
ニコンはUPで新しいメディアを提唱していくつもりだろうが、あれを街中で付けて歩く勇気は普通の人にはないだろうと思う。
しかし、サバイバルゲーム好きが単眼HMDをゲーム中に使うとなると、恥ずかしいなどという気持ちはおそらくない(爆)
そこで使い方が爆発する。おそらく想像できないアイディアが生まれるだろう。UPのように、使い方を提唱していてはいけないのである。
何はともあれ、軍事用とはいいながら用途を説明さえすれば一般人でも買えるのだから“TAC-EYE LT”が欲しいという人は問い合わせてみてはいかがだろう。
40万円出せばきっと買えるはずだw
同メーカーの両眼HMDを持ってますw
この手のギミックは一般化するには何か大きな起爆剤が必要になりそうですね。
ぶっちゃけ恥ずかしいですからw
ちょっと気になってるのがMSが開発を進めているG空間。拡張現実と言う用語があるようですが、要するに電脳コイルの世界ですなw
あそこまで一般化されれば普及するでしょう。
メガネじゃないから恥ずかしくないもんっ!(爆)
返信
MSが開発を進めているG空間…
モビルスーツ開発で進められているガンダム空間と読んでしまった私はどうすればいいでしょうか?(爆)
電脳コイルのような世界がホントに実現したら…電脳ペットも登場するのかも。
日本では、すでに立体視萌えフィギュアが存在するワケで、もしG空間が実現してしまったら、実物大立体視萌えフィギュアが登場してしまう(ぉぃ
実物をウリにするオリエント工業 vs 立体視萌えフィギュアの構図を思い浮かべた私はやっぱり壊れている(爆)
返信
何だか人型(部分的に動物)ペットとか出そうで怖いw
電脳コイルはNHKだったからだ無いけど、現実ならヲタ用とアダルト用が飛ぶように売れる事でしょう。
…触れないけどw
見るだけ、場所を取らない、人にバレない、そして見た目や声を選べるとなれば、ヲタクが黙ってるはずが無い!
そしてみーんなミチコさんに連れ去られて帰れなく…w
ところで、ドールに画像被せれば実体付きになるんじゃ…?(爆)
返信
1/1ドールにG空間でテクスチャを貼るのか…
絶対にアキバ的アダルトグッズになるな、間違いなく(爆)
返信