職人を通り越したガンスミス

　ニコ動である動画が話題を呼んでいる。
　私も初めて見た時は正直たまげた。
　昔から、1/1レプリカというのはオタクの基本と思っていたのだが、まさかコレを形にするとは…
　しかもギミックまで再現し、あまつさえ砲撃まで出来てしまうとは、まさに職人を超えたガンスミスの仕業。
　その動画とは、モンスターハンターシリーズに登場するガンランスという武器を実際に作ってみたという動画。
　砲撃部分はモスカートというBB弾6発をガス圧力で発射できるものをシリンダーに詰め込む事で再現している。しかもそのシリンダーはちゃんと一発撃てば回転して次弾につなげる事ができるというスグレもの。
　まぁ、いろいろと語る前にコレを見て欲しい。

　主材料は樹脂や発泡スチロールで、軽量化を狙っている。
　それでも総重量は約9kgというから、実物のガンランスが本当に実在していたらとても人の手で持てるようなシロモノではないだろう。
　砲撃のギミックだけでなく、装填するために中折れ式になっていたりと、その全体的な作りの良さは素人とは思えない設計力である。
　…いや、これどうみてもプロだろ？w

　しかもちゃんとシールドまで作られている辺り、その拘りがよく分かる。
　動画にはCADで設計して実際に樹脂を加工した部品なども映されており、制作過程がわかるようになっている。
　最後には試射するのだが、樹脂製の銃剣がプスッと刺さるところも何故かスゴク見えるから不思議。
　モスカートの破壊力はたかが知れているものだが、それでも段ボールをぶち抜くくらいの威力はあるわけで、当たれはそれなりに痛いだろう。
　何にせよ、この作り込みは凄いの一言に尽きる。
　とりあえずオリジナルの動画もリンクしておく。