私が初めて買ったプリンタはドットインパクトプリンタだった。
…ドットインパクトプリンタという名前すら知らない人がいる時代になったんじゃないかなと思うが、ちょっと前の銀行などでキーキー音を鳴らして紙を出力していたプリンタ、というとちょっとイメージが沸くかもしれない。
いや、もっと適切な事を言うと、通帳に打ち出しているプリンタは今以て殆どがドットインパクトプリンタによる出力といえる。
ドットインパクトプリンタの最大の利点は、複写できるという事。転写紙が一緒になっている複写用紙が使える唯一のプリンタである。
そのドットインパクトプリンタがプリンタの中で一番安い機種だったのだが、時代は進み、気がつけばインクジェットプリンタが一番安いプリンタとなっていた。
また、私が初めてプリンタを買った時は普通のA4用プリンタの値段も高かったが、A3用プリンタはさらに値段は高く、とても個人の手の出るものではなかった。
だからこの製品の話を知った時、時代とは恐ろしいものだと痛感せずにはいられなかった。
日本ヒューレット・パッカード株式会社(HP)が、ビジネス向けA3インクジェットプリンタ“HP Officejet 7000”を9月11日に発売するのだが、その価格がなんと19,950円だという。
しかもEthernet標準装備の価格だというから驚きである。
主な仕様は、インクがCMYKの4色(Kは顔料系インク、MYKは染料系インク)で、解像度が4,800×1,200dpi、最高印刷速度がモノクロが33ppmでカラーが32ppmと、標準的な性能は持っている。
対応用紙はA3+~A6、レター、リーガル、封筒、はがきなどで、給紙トレイは普通紙で150枚入り、排紙トレイは100枚まで保持できる。
ビジネス向けであるため、カラーインクが4色である所を考えると、個人で使うには物足りない感じがしないでもない。だがビジネス用途であればスペック的に何一つ驚く事がないほど標準的仕様だ。
価格的に家庭で使用しても何ら問題のない製品といえるため、A3出力が欲しいという人にも向いているかもしれない。
ただ、スキャナがついている複合機と違うので、そのあたりは一考が必要だ。
何はともあれ、A3カラーインクジェットが2万円を切る時代である。
A4の高性能機が廉価してくるのも時間の問題かも知れない。
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本体安いなぁ。
インクのコストによってはイイかも知れませんね~
とは言え何処のメーカーの機種買ってもインクで元取られちゃうんですけどね…orz
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このプリンタの最大のメリットはA3対応だという事と、インクカートリッジが4色独立型になっている事でしょう。
4色以上の多色ではないので、美しさという点においては、既存の7色や8色刷りのプリンタに到底及ばないと思いますが、4色しかない事が逆にインクカートリッジの管理が楽になるという点で節約になります。
あとはインクカートリッジの価格次第という事でしょうか。
あと、エプソンのEPシリーズはプリンタが稼働していない状態でのヘッド状態が良いため、電源投入後のセッティングでムダにするインク量が少ないというメリットもあります。
そういうのと比較すると、このプリンタのマージンがどの程度になるのか、微妙な所ではありますが、多色ではないという部分とのトレードではないかと思います。
A3というキーワードの中にあってこの価格ですから、総合的なランニングコストはそんなに悪くないと思いますよ。
あくまでも相対価格として、ですけどね。
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