先日の日経新聞に掲載された情報はフェイクではなかった。
本日発表されたのは、まぎれもなくニンテンドーDSiの新型であり、その名もニンテンドーDSi LLという、ホントにLLサイズの大きなニンテンドーDSiであった。
LLサイズだからニンテンドーDSi LL…実に安直なネーミングである。
ただ、安直すぎるからこそ、理解しやすいとも言えるのである。
ニンテンドーDSiとの違いは、その本体の大きさと液晶画面の大きさ。以前のニンテンドーDS Liteと比較すると、こんな感じになる。
画面比率だけでいえばほぼ2倍に拡大した液晶画面だが、問題はその解像度。
やはり以前のものと全く同じ解像度であり、高精細なパネルを持つPSPと比較するとかなり粗いと言わざるを得ない。
本体が大型化した事で、搭載しているバッテリー容量も拡大されたが、稼働時間が2倍になったとかそういうのではないため、稼働時間が延びたという事の恩恵を感じる人も実のところそうは多くないのではないかと思う。
やはりこのような新型を投入してきた背景には、口には出さずともマジコン対策があるなのではないかと考えられる。
もしもうちょっと違う理由があるとするならばネットからダウンロードして課金するというDSiウェア構想をより広めたいという思惑があるのかもしれない。
この新型、価格は2万円という事でほぼ据え置き価格であるが、一家に一台から一人一台という形で広めたい任天堂は新たなバリエーションサイズの投入で落ち込んだDSシリーズの売上げを元に戻したいようである。
大きくする事のメリットとデメリット、果たしてどちらが大きいのか、気になる所である。
2009/10/29 • no comments