SonyがVAIO Xシリーズのメール登録を開始した。
VAIO Xは9月にドイツのIFA 2009で参考展示された新型モバイルノートで、その厚さが14mm以下、重量700g以下でワイヤレスWANアクセス機能を搭載可能と発表されている。
VAIO type Pとバッティングするような仕様のような気もしないでもないが、VAIO type Pが日本国内をターゲットにしているとするならば、VAIO Xは全世界をターゲットにした製品という棲み分けを考えているのかも知れない。
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サイズから考えると、キーボードでの打ち込みがしやすいかというと、多分そうでもない。
ただ、11型クラスのワイド液晶パネルを搭載するノートPCというクラスで考えると、層でもなさそうな感じ。
私なら、VAIO type Pの方が打ち込みしやすいだろうと思う。
つまり、テキストパンチャーならVAIO type Pの方が向いていると言えるかもしれない。
見た目だけで言えば、VAIO XはVAIO type Uの超進化版という感じか。
Uシリーズは個人的に好きなPCではあったが、あの打ち込みにくさは改善の余地があると思った事もある。が、大きさ的に考えれば、そもそもフルキーボードと同じ打ち込みやすさにできる方がオカシイワケで、このジャンルの一つのジレンマのような問題だと言える。
その問題を真っ向から解決したのが、私的にVAIO type Pであり、VAIO type Pは昔のVAIO C1シリーズの流れを組みつつ、現代の小型化を内包したようなスタイルだった。
ポケットに入るサイズという宣伝は今でも記憶に新しいのではないかと思う。
要するに、キーボードの幅は普通のノートPCくらいのサイズを確保して、液晶の縦幅をキーボードの縦幅と同じぐらいにして超横長の画面で構成したPC…それがVAIO type Pであった。
今回のVAIO Xは、このtype Pとは全く異なるジャンルのPCと考えた方がいいだろう。
その上で、欲しいと思う人は自分に合う製品をチョイスする方が賢いと言える。
ま、私はVAIO type Pの方が向いているだろう。
type PもVAIO Xなみの新しい性能を持った製品が出てきてくれるといいのだが…。