2011年春、東北新幹線に新型高速新幹線車両「E5系」がデビューするそうだ。
2010年の春になったばかりの今の状況では1年も先の話ではあるが、実際にこのような車両が正式に配備されるとなると、1年前には車両は出来ていないといけないだろうし、テストもある程度は終えていなければならない。
詰まるところ、すでにある程度の完成の域には達していなければならないワケで、当然の事ながら、その外観も公開されている。
画像を見て分かる通り、最高速度300km/hで走破するE5系新幹線のボディーカラーは、緑、グレーの本体色にピンクのストライプ。そう、分かる人には分かる、初音ミクカラーになっている。
…誰だ、この配色をデザインし、そして採用したヤツは?!
自衛隊に続き、JRも汚染され始めたというのか?(何に、という事はこの際聞かないでくれ)
長野新幹線は青を基調としたカラーだった。
だから緑がくる事そのものは不思議ではない。
だが、問題はその組み合わせだ。
緑、グレー、ピンクとくれば、すべてにおいて合致してしまう。
それとも、デザイン学的にこの組み合わせは自然と生まれてくるものなのだろうか?
どちらにしても、新東北新幹線がこのカラーリングになるのは間違いない。
JR東日本の新型車両の公式サイトを見てみればわかるが、すでに試運転のムービーも公開されている。
各種の新技術を投入したその車体は、半径4,000mのコーナーを時速320km/hで曲がる事ができるとしており、少なくとも近代鉄道でも高性能な鉄道車体と言える。
この新型東北新幹線に足りないのは、その名称である。
新幹線にはいろいろな個別名称があり、全国幹線をまとめると「こだま」「ひかり」「のぞみ」「つばめ」「はやて」「やまびこ」「なすの」「つばさ」「こまち」「とき」「たにがわ」「あさま」「さくら」「あおば」「あさひ」(一部2011年から運行開始のものや、すでに他名称に統合されてしまったもの含む)が存在する。
今回の新型東北新幹線の名称がまだ決まっておらず、今まさに名称募集をしている。
当然、そうなると初音ミクファンから“「はつね」にしよう”という呼びかけが出るのは…多分2ちゃんねるあたりから発信されるのはよくある話で、現在、JR東日本の公式サイトではその名称の公募が3月31日まで行われており、有志によって「はつね」運動が展開されている…と考えられる。
まぁ、はつねになればなったで、それもまた今の日本として受け入れられていくのだろうが、問題はのその語源となった時である。
たしかに公募ではあるが、意味を問われた先に「その当時流行っていたソフトウェア音声制作ソフトから出たキャラクター、初音ミクから付けられたのではないかと思われる」とか言われるのではないかと思うと、世界的にみて「それでいいのか?」と疑問を感じずにはいられない。
まぁ、それが今の日本の素なのだから仕方が無いのだが。