自称ゲーマーこと私、武上にとって常識と思える事が、今覆りはじめている。
というか、今世代のゲーマー、いや、ゲームクリエイター志望が集まる、とある専門学校ゲーム科の生徒の全員が、堀井雄二氏を知らないなんて事が起きているらしい。
まぁ、これは「はちま起稿」というBlogに書かれていたことなので、ホントと捉えるかどうかは人それぞれだと思うが、この記事を読んだ時、まぁあり得ない話ではないなと思いながら、それでも私の中では一つの常識が覆った瞬間でもあった。
堀井雄二氏は日本を代表するゲームクリエイターであり、ドラクエの生みの親でもある。
どちらかというと、ほとんどの人はドラクエの作者という認識しかないかもしれないが、堀井雄二氏は日本のゲーム黎明期に自分が遊びたいと思ったものを自分でゲーム化した初期の人であり、今でいうならば、同人ゲーム作者の走りみたいな人である。
代表作は、ポートピア連続殺人事件、軽井沢誘拐案内、北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ、などのアドベンチャー作品や、いただきストリート、そして言うまでもないドラゴンクエストシリーズである。
まぁ、今時の専門学校生がアドベンチャー作品3作を知らないというのはまだ理解できるが、ドラクエシリーズの作者だという事を知らないというのは、ある意味一般人以下ではないかと…。
今の人というのは、作った人とか影響を与えた人とかには興味はないのだろうか?
確かに私も小さい頃は作った人などに興味はなかったが、情報がありふれるようになったネット時代になると、そうした裏事情などに興味を持つようになった。
今では普通知らないような事も知ってたりするようになったのだが、それらの知識は前々職から繋がるものであり、そうした普通知らない事の知識はなくとも、ネットでありふれるような情報というのは、個人でどうにかなるレベルの話であり、要はそこに興味を持つかどうかの差ではないかと思う。
クリエイターを目指す人達が、それらを知らないとなると、ホントにゲームをクリエイトする事に興味を持っているのか? と多少なり疑いたくもなる。
好きこそものの上手なれ。
そういうことわざがあるが、今はそのことわざすら当てはまらない時代になったというのだろうか?
それとも…今世代は私にとってすでに宇宙人という事なのだろうか…
2010/04/23 • no comments