週末にじっくりと観ようかなと思っていたが、まぁそんなのんびり構えていられなくなるのも時間の問題だなと、ココロのどこかで思っていたが、要するに届いて1日持たなかった…というのがその結論。
と言うわけで、結局観てしまった。
まぁ、内容は以前から知ってはいたが、都合上1回しか観ていなかったので、Blu-rayでじっくりと再確認した。今にして思うと、なんとオリジナルからかけ離れた内容か、と。
作り手側が言いたいことを形にしているだけなのかもしれないが、設定なんかもかなりの部分で書き換えられているのだろう。
何より、真希波マリの存在はその最たるもので、この存在がアスカの存在をクリアしてしまうぐらいに強烈。
ま、中の人の坂本真綾含めて良い方向に転んだ感じで、個人的には新劇場版の方が納得の行く流れではある。
内容はココではあまり書かないが、再生環境でちょっと感じたことはBlu-rayのクリアな映像は、観るモニタによって大きくその色合いが左右されるな、という事。
今回待ちきれなくて観てしまった環境は、私のPC用モニタに使っている三菱のVISEO MDT242WG-SB上でのPS3再生だが、BRAVIAのKDL-40EX700で観た場合、多分違った色合いになるのかな…と。
おそらくPC用モニタの場合、色味は濃く出ているんじゃないかと思う。
一応、VISEOもマルチメディア用とは言っているが、本家テレビと比較すればいろいろ違う部分もある。
同じ液晶パネルじゃないかと思うかもしれないが、そこに微妙な違いがあるのは当たり前で、カラーマネジメントを行うプロ用モニタなら、そこでまた違った感じに見える事になるだろう。
BRAVIAのKDL-40EX700で地デジ放送を観た感じと、上記VISEO&PS3&torneで観た地デジ放送で、かなりの色合いの違いを確認しているため、もう一度EX700上で観る必要があるかもしれないと思っている。
多分…さらにスゴイ事になってるんじゃないかなと。
映像一つを取ってみても違いが出るのだから、デジタル環境とはいえ、違いはいろいろなところに潜んでいる。
そんなことを再確認した。
…ならDVD版も違って見えるのか?
多分、codecが違うから、違って見えるのかもしれない。
さて、この新劇場版:破の次だが、サブタイトルが“Q”となっている。
その意味は…たしかQUICK…何とかいう単語から採っていると思う。
そのタイトルが意味するところも不明だが、私的には渚カヲルがどんな方向に向かっていくのかがちょっと気になる。
そして真希波マリの存在。
ビデオ版(あえてテレビ版とは言わない)はアスカが覚醒する事で碇シンジとアスカとのつながりでエンドを迎えたが、今回の破でアスカの扱いが明らかに異なっているため、アスカのポジションにアスカが座るとは限らないだろう。
そういう部分も含めて、実に気になる展開である。
20世紀の最後に社会現象を起こした同作が、21世紀で最初に社会現象として周囲を巻き込み展開しているという、ある意味「時代を超越した作品」なだけに、その後の動向を無視する事ができない。
多分、私のような人も多いのではないかと思う。