日本ではソフトバンクの回線でしか使用できないiPhone 4だが、個人的にはSIMロックフリー版が登場してくれる事を願っているという事を前にもBlogで書いた。
最近、その願いがより強くなってきているのも事実で、スマートフォンに乗り換えたい病が発症している。
スマートフォンなら何でもいいのか? と言われればそれも違う。
SonyのXperia(エクスペリア)もかなりイイ線なケータイ(スマートフォン)だが、やはりダントツに物欲を刺激されるのはiPhone 4である。
iPhoneの魅力は今更言うまでもないが、単純な通信端末ではない所に魅力がある。これはAppleの他製品でも同じような事が言える特徴だ。
昨今ではAndroidケータイのシェアもかなりのものになってきており、今は4%ほどのシェア率だが、年内には11%くらいになるだろうと言われているらしい。
しかしiPhoneは現時点でも14%ほどのシェア率があるようで、今後これがどこまで伸びていくのかは見えてこない。
というのは、液晶パネルの供給が間に合わない事が原因で、シェアが伸ばせない可能性が高いからだ。Androidケータイでもタッチパネルは使用するが、供給元が違えば供給量も違う。そうした背景で、Appleが苦戦する事が容易に想像できるほど、iPhoneが売れているという事実は、果たして喜んでいいことなのか、どうなのか…。
売れるという事は単純に喜ばしい事ではある。
だが、影響力が出てしまうと、そこにまつわる責任というのも重大になる。
需要と供給のバランスが取れなくなった段階で、喜ばしいハズの事がピンチに転じる事もある。
Appleはそのあたりを心得ているとは思うが、今の供給量不足は結構深刻な問題だろうから、一方向から見ればピンチという事になるのかもしれない。
供給量不足であるならば、供給量を確保する必要があるわけだが、それにはもっとテコ入れが必要なのかもしれない。だとしたら、国内のテコ入れはやはりソフトバンク以外の回線でも利用できるようにする事ではないかと考える。
そしてこのiPhoneの売れ方がもう一つの問題を呼び起こしている。
それが帯域不足。
イギリスなどでは既にパケット定額制を辞め始めている。
回線設備の投入にキリがないのだろう。
日本のソフトバンクはまだ頑張っているが、私の予測ではそう遠くない段階で定額制を辞めるのではないかと予測している。
日本国内でそうしたトラフィックを回避するには、ソフトバンク以外がiPhoneを販売する事だと思っている。もちろん、ソフトバンク以外が売り出す事でよりiPhoneの需要が高くなる事は間違いないし、また必要となるトラフィックが増大する事も間違いない話だが、ソフトバンクが現在の体制を維持する事はできるような気がする。
iPadも好調だが、それに準じてモバイルWi-Fiルータが売れている。
つまり、ソフトバンク以外の回線でiPadを使いたいと考えている人が多いという事だ。
この流れを考えると、iPhone 4もソフトバンクのみの供給というのはかなり今の時勢にマッチしてきていないように思える。
まぁ、単純に私がiPhone 4欲しいというだけの話だが、この願いは多分ソフトバンク回線である事でiPhoneを使っていない人すべてに共通した願いだと思う。
欲しい事の裏付けでしかないが、全体の供給量不足のテコ入れ、そして回線の安定性を考えるなら、回線事業者を固定する事を辞めてしまうのがもっとも手っ取り早いように思えてならない。
私の浅知恵でしかないが、そのあたりをAppleはもっと考えてくれないかなと思ったりしている。
…やはりソフトバンクとの何かしらの契約が問題になっているのか?
あり得る話なだけに笑えない orz