秋葉原の店頭にSIMロックフリー版iPhoneが並び始めた。
実売価格は16GBが94,000円、32GBが119,800円とかなり高く、また入荷量もかなり少ないようだ。
この端末と日本通信のmicroSIMを組み合わせて、Docomo網でiPhone4が利用出来るようになる。
そんな話題のiPhoneだけに、入荷後1分とかからずに完売等、その出足は好調のようである。
今回入荷しているのは香港版という事で、電源の形状が日本と異なる。変換コネクタを利用する事になるようだが、これは多分Apple StoreでiPhone4用の備品を購入すれば問題はないだろう。
この本体価格+日本通信の月額6,260円でテザリングも可能なDocomo網での通信ができるわけだが、その使い勝手とコストをソフトバンクiPhone4と比較した時、どっちが得かという事になる。
まぁ…この話は先日にも書いたのだが、本体価格が判明した今の段階で再度考えてみたい。
iPhone4で何がしたいのか?
おそらくこの目的で日本通信にするかソフトバンクにするかが決まってくる。
テザリングは現時点ではソフトバンクでは不可能であるため、テザリングが重視されるなら選択肢はない。
しかし、通常の通信において、どこまでその品質と速度が必要か? という事を考え、なおかつ使用頻度などを考えると、両者の違いは明確に出てくる。
ここ数日iPhone4を使って思ったことは、スタンドアローンで使用するAppも多いという事。
ダウンロードこそ通信が必要だが、使用する時にはスタンドアローンで出来てしまうと、その時には通信そのものは不要だ。
特にメモ、住所録、いくつかのビジネスツールは、ほとんどがスタンドアローンで可能だ。
これに電車などの時刻表やナビ、車の渋滞情報、インターネットニュース、メールなどが加わると、そこに通信が必要になる。
たしかにリアルタイム情報が欲しいと思えば当然通信が必要になるわけだが、自分のワーキングスタイルを顧みた時、私の場合は思ったほど通信が必要ではないという事が判明した。
つまり、私が考えている使い方だと、ソフトバンクの3G回線で事足りるという事だ。Docomoとソフトバンクでは速度とエリアの問題があると言われるが、そもそも扱うAppで大量のパケットを必要とするものがあまりない為、エリア的にDocomoの繋がりやすさは魅力的であるものの、そこまで必要というものではない。
都市部に出かけた時なども、マクドナルドが近くにあればmobilepointでWi-Fi接続できるし、今ではスターバックスでもWi-Fi接続できる。Wi-Fi接続できるエリアが広がれば、より快適な通信ができるのだから、絶対的なDocomo回線の必要性に迫られないという事実が浮き彫りになってきた。これは実際に使ってみないとわからない事実であった。
それを考えると、日本通信で使用するコストは私に取っては高すぎる事になる。
iPhone4を検討している人は、自分の使用スタイルをよく考えてみてもらいたい。別に私は日本通信を否定するつもりは全くないが、月額と本体価格のコストをソフトバンクと比較した時、それでも日本通信に魅力があると言い切れる人はかなり限られるような気がしないでもない。
今でこそソフトバンク端末はテザリングができない仕様になっているが、これがもしソフトウェア的にできないようになっているとするならば、ファームウェアアップなどで対応したとするならば、正しく私の場合は日本通信である必要が全くない。
ソフトバンク版でももし可能なら、通信速度が上限300kbpsでも構わないので月額315円程度でテザリング可能にしてもらえないだろうか? と、孫ッター(孫氏のTwitterを勝手に省略)に書き込もうとすら思えてくる。
とりあえず自分的には現時点で日本通信版は不要かなという判断。
もし、Docomoがサービスを展開してくるようなら話は変わるが、それが現実になるにはまだまだ時間がかかるだろう。
ただ、日本通信の代表取締役社長CEOの三田聖二氏のコメントには頷ける。
確かに今までは通信キャリアから決めて、そこから機種を選んでいたが、今後は逆転していくだろうと私も思う。
昔、auのINFOBARが出たとき、この端末がDocomoで使えたらなぁと思ったことがある。
その時にはINFOBARはauでしか使えないのが当たり前みたいな気持ちだったが、今にして思えば、INFOBARはauがすべて作ったわけではなく、そこには端末開発会社が存在しているわけで、そこがDocomoで提供すればDocomoで使えても不思議ではない(ただしINFOBARはauがデザインから入り込んでいたと思った。だから多分無理)。
ただ、この流れが当たり前になってくると小さい通信回線業者はより厳しくなるのも事実だ。
たとえばソフトバンクが回線サービスだけでDocomoと勝負したところで、勝てるかといえば難しいはずだ。
そもそも、そうだから今の日本通信サービスが話題になるのである。
そこをどう解決するのかは私にもわからないが、時代の流れは確実にSIMロックフリーへと進んでいるし、端末メーカーと回線事業者の分離は進んでいくと思う。
その流れの中で、私はその時に最善の選択肢を選んでいくだけの事で、おそらく大多数の人が同じはずである。
だから今の段階でのiPhoneは私はソフトバンクが最善と判断した。
需要と供給のバランスは個人で違うという事だ。
さて、皆さんはどう考えるだろうか?
そもそもiPhone4にそこまでの魅力がない、というのも一つの選択肢だろうとは思うが。
日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS |
日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM…
返信