10月9、10日の2日間、東京新宿で“Synthesizer Festa 2010”が開催された。
これはその名の通りシンセサイザーなどの電子楽器関係の展示会で、東京と大阪で交互に開催され、今回で9回目となる。
そのSynthesizer Festa 2010で、KORGが面白いものを展示していた。
その名も「microPIANO」といい、横幅80cm弱で本格的なグランドピアノの演奏まで出てきてしまうという電子ピアノ。
天板のカラーリングは画像のレッドの他にブラックとホワイトがある。
明らかにトイピアノのように見えるのだが、トイピアノであっても本格的な演奏が可能な楽器である。
KORGのデジタルピアノで使われている音源がそのまま61音色搭載されているため、ステレオサンプリングされた音で演奏できる。ナリは小さくともそこから出てくる音は本格派である。
また、電子ピアノには基本的に発音できる最大数があるが、このmicroPIANOは最大発音数が120(ステレオ時は60)になっているため、61鍵をすべて同時に叩いたとしても事実上ほぼすべての音が出る。普通のピアノなら当たり前の事なのだが、電子ピアノは擬似的にピアノの音を出しているため、こういう所も実は重要な要素になったりする。
さらに61種のデモ曲も搭載されているため、オルゴール・BGMのような使い方もできる。クラシックからJ-POPまで幅広いバリエーションの曲が収録されている。しかも、それらのデモ曲は規定の音色で演奏するだけでなく、搭載されている別の音色で演奏させる事も可能だ。
本格派ピアノでありながらトイピアノの性格もあわせ持つという、新世代ピアノである。
ちょっとしたインテリアにもなりうる本格派電子ピアノ、ひとついかがだろうか?
KORG microPIANO 公式サイト
http://www.korg.co.jp/Product/DigitalPiano/microPIANO/ (現在リンク切れ)