ドミニオンと聞いて、何を連想するだろうか?
まぁ、人によっていろいろだろうと思う。
場合によっては天使階級第4位の主天使を連想する人もいれば、士郎正宗のコミックを連想する人もいるだろう。ミリタリーマニアならイギリス海軍のキング・エドワード7世級の戦艦を連想するだろうし、ガンダムSEED好きならアークエンジェル級2番艦を連想するだろう。
とにかく人によっていろいろ連想するものが異なるくらい、ドミニオンという言葉は広く使われている。
今回、私の言うドミニオンは、これらのどれでもなく、2009年にホビージャパンから40周年記念商品として日本語版が発売されたカードゲームの事である。
私にとって、カードゲームと聞くと真っ先に思い出されるのはマジック・ザ・ギャザリング(以下M:TGと略)である。非常に中毒性の高いカードゲームで、デッキを作るのが楽しかった名作である。
だが、このM:TGはトレーディングカードゲームであるため、自分の欲しいカードだけでデッキを構成する事は、即ち相当の予算を注ぎ込んだ人のみであり、トーナメント上位の人たちの中には「軽自動車を買うほうが安い」と言うぐらいに注ぎ込んだ人もいたほどである。私も第4版の頃に相当金銭を注ぎ込んだ記憶がある。ある意味、私の黒歴史である。
ドミニオンは、このM:TGとは違い、トレーディングという性質を持ち合わせていない。つまり、ドミニオンは購入者全員が等しく同じカード環境を揃えられる、普通のカードゲームであり、そのカードゲームに拡張セットが追加で発売されている、というスタイルのゲームである。
なので、プレイする人が各々自分のデッキを持ち合って遊ぶ事もなく、一人が1セット持っていれば複数人で遊ぶ事が可能だ。
プレイの内容や方法などは専門のサイトに譲るとして…私も一歩間違えば買ってしまいそうなこの雰囲気は何とも戴けない。いや、良い意味で。
実際にプレイしている人の話をちょっと聞いた事があるのだが、M:TG経験者ならほぼ間違いなくハマる…という事らしい。ますますヤバイw
また、基本的には領土拡大を目的としたゲーム運びらしいが、そう考えるとモノポリー的要素もあるのかもしれない。…まぢヤバイ(爆)
日本においてゲームといえば、大体がテレビを主体としたテレビゲームが主流だ。
これは日本においてTRPGという分野が入る前にファミコンが爆発的ヒットしたからに他ならない。ただ、日本でも古来から電源を使用しないゲームは存在するし、本来娯楽はそうした所から生まれたものだ。
だから、というワケではないが、ゲームという娯楽の原点をもっとたくさんの人達に知ってもらいたいと私は思っている。
ドミニオン 公式サイト
http://www.hobbyjapan.co.jp/dominion/