ヱヴァンゲリオン新劇場版の人気にあやかっていろいろな企画が立ち上がり、そのどれもが一定の成果を出している現象は、未だに終わることがない。
というのも、新劇場版が完結していないからであり、次作の“Q”が公開となれば再び再燃する事は間違いないだろうし、この現象は今世代の間は多分消えることがないのではないかと思う。
中でも作中の第三新東京市の位置にあたる箱根は、新劇場版が公開された時にもキャンペーンを行い、集客に成功している。
その際「箱根補完マップ」なる観光マップを作成し、かなりの数をばらまいたが、そのばらまいた観光マップすらプレミア化するという現象に見舞われ、観光収益で箱根はとんでもない経済効果をこのキャンペーンで生み出した。
そして2月18日から、今度は“破”の流れをくむ「箱根補完マップ」を配布する事となった。
何故今頃? とも思うが、まぁそのあたりはいろいろな大人の事情があるのだろう(爆)
この「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 箱根補完マップ」はサイズA2判、両面カラー、蛇腹折りで、その内容はアニメ中の登場シーンを現在の「箱根町」で対比した場所を案内したものとなっている。
全部で1万部を作成し、2月18日11時から仙石原文化センターで1000部の配布を予定するらしい。
で、今回も連動キャンペーンが存在する。
3月1日から「箱根補完宿泊プラン(EVA×箱根)」を実施し、観光協会会員施設の宿泊利用者に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 箱根補完マップ」とオリジナルポストカード2枚(レイとアスカ)のセットを提供する。もちろん枚数は限定されているため、なくなり次第終了である。
また、同じく3月1日から、4月24日までマップと連動した場所を巡るスタンプラリーが実施される。
その他、箱根オリジナルフィギュア“1/8スケール「綾波レイ 箱根浴衣ver.」”を製作、観光協会員施設で販売するとしている。価格は6500円(税別)で、1000体限定というから、またしてもプレミアものになること間違いなしである。
その他にもイベントが企画されているようだが、それらは後日発表との事。
しかし…未だこの人気を保つこの作品を超える作品は出てこないのだろうか?
ガンダムのように横展開している作品でもない(全くしていないワケではないが…)のに、リテイクというだけで社会現象である。何が人を駆り立てているのか、正直私は不思議でならない。
もちろん、私も好きな作品であるから、全く理解していない訳ではないが、おそらく駆り立てる理由は十人十色だろうから、そういった不特定多数のものが大きな波を作って大きな社会現象を引き起こしているのかもしれない。
どちらにしても、限定フィギュアが欲しい人は情報をいち早くキャッチした方がいい。
エヴァという作品で1000体という数字など瞬殺してくれといわんばかりの数字である。
観光協会員施設というのがドコになるのか?
それはWebサイト「箱根全山」(http://www.hakone.or.jp/)にて発表となるらしい。
欲しい人は心して待つがいいだろう。
それにしても…この箱根浴衣verのレイをみて三鷹水道局のレイのポスターを思い出したのは多分私だけではないだろう。