平成18年6月1日から、消防法改正により新築住宅に関しては火災警報器の設置が義務づけられた。これは新築工事のみならず改築工事にも適用され、この期限より以降の適用住宅には火災警報器が設置されている。
しかし、既存住宅に関しては平成20年6月1日から平成23年6月1日の期間中に火災警報器を設置しなければならないと定められた。が、その期間は基本的に各市町村の条例によって明確に定められていて、私の住む地域では国が定めた期日ギリギリの期限が設置期日になっていた。
我が家は建物自体がかなり古い。なので当然の事ながらそうした警報器の類いは一切取り付けられていない。なので5月の初旬に町の回覧板で「早よ付けんとアカンよ」と連絡が来ていた。
正直、火災警報器というものが価格的にいくらぐらいするものか全く分からなかった。心のどこかに「とんでもなく高いモノではないのか?」という気持ちもあった。
なのでこの回覧板の内容はどう見ても国からの脅迫のようにも見えたのだが、実際ネットで調べて見たら、思っていたよりは安いものだという事がわかり、結局Amazon.co.jpに頼る事にした。
で、それが先日届いた。
我が家は古くても2階建て。そのため、最低2個は必要になる事になり、結果的にこの2種類を1個ずつ購入した。キッチンは1階の部屋と繋がっているため、多分キッチンに1つ付いていれば事足りる…という考えの基、1つにまとめた形である。ちなみに2階は階段を上がった所の天井もしくはその側面に必要なので、そこに1つ。計2個である。
キッチン用として設置したのは煙感知タイプではなく熱感知タイプ。これで魚焼きなどの煙でも反応はしない。まぁ、キッチンに煙感知タイプを設置するのはマズイらしい。詳しい事はPanasonicの住宅用火災報知器のサイトかその関連サイトに書いてあるのではないかと思う。
コイツらはリチウムイオン電池タイプで、約10年は交換不要というもの。
よく考えてみれば、電源はコンセントだと都合が悪い。火事などで電気線が焼け落ちた場合やそもそもコンセントから発火してショートしていたら作動しないワケで、そういう意味では乾電池などのタイプが普通ではないかと思う(ま、コンセント式も存在してるワケだが…)。
取付はものすごく簡単。
本体底面に取付ベースがくっついていて、そいつを回しながら外し、そのベースを天井や天井近くの壁に木ねじなどで取り付け、ベースを固定したら今度は本体を回しながらベースと合体させれば終わり。必要な工具はプラスドライバーのみである。
壁や天井が建築ボードなどの場合は、セットについている石膏ボード用のネジがあるため、それで固定すればいい。多分、取り付けられない人はいないと思う。
取り付けそのものは1つあたり5分もあれば十分。天井に取り付ける場合は脚立などから落ちないように気をつけるだけの話である。
ただ、取り付ける場所の選定はシビアに考えた方がいい。
というのは、熱や煙というのは不思議なもので天井と壁の角部には溜まらない。つまり、天井と壁の角部からある程度距離を置いて設置しないと、いざというときに感知が遅れてしまうのである。
なので、天井設置なら壁面から60cm(熱感知式は40~50cm)は離さなければならないし、壁面取付なら天井から15cmは離さないといけない。
また、熱感知式は蛍光灯などの熱にも反応する可能性もあるため、照明から50cm以上離すのが理想的。そこまでのスペースがない場合は、できる限り距離を置けば良いのではないかと思う(私が購入した熱感知式は、たしか65度で反応するハズ)。
ま、自信がなければ消防署などに相談するのもアリではないかと思う。
ちなみにねつ当番とけむり当番の2個で8,000円弱。薄型でなくてもよければ1個2,500~3,000円くらいで購入できるのではないかと思う。昔から比べればリーズナブルなのかもしれない。
とりあえず「そんな事きいてねーよ」とかいう人もいるかもしれないので、Blog記事にしてみた。回覧板などで延々と通告されていたらしいので、知っている人の方が圧倒的に多いとは思うが、もし「知らねーよ、きいてねーよ」という人は、急いで設置してはいかがだろうか?
実家から、警報器買ったので、来週設置にきてねと言われたよ。
私は何でも屋ではないのだが…orz
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まぁ、やろうと思ってもできない人もいれば、やれば出来る人もいる。そういう事ではないかと。
それだけ信頼されていると考えるのが精神的に楽になれる考え方でないかな、と思う。
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