SKnetから、とうとうフルHD、しかも60fpsでキャプチャできるHDMIキャブチャボード“MonsterXX”が登場した。
今まで、低価格品において1080/30pまでの対応品は存在していたが、1080/60pで対応する5万円以内の製品は存在していなかった。
しかし、今回登場した“MonsterXX”は、直販45,800円という価格で1920×1080ドット、60fpsでの非圧縮AVI録画が可能という、実にナイスな性能を持っている。
ただ、この60fpsの非圧縮AVI録画が可能になるには一つ条件があり、HDDのデータ転送速度が250MB/sec以上、さらに安定した録画及び再生には500MB/sec以上が必要、としている。
他にも必要動作環境は存在しているが、公式製品ページを見る限り、Intel Core i5プロセッサ 2.4GHz同等以上、搭載メモリ容量4GB以上であれば、問題はなさそうだ。
今月半ば、私は4ポートのHDMIポートを搭載したサンコー HDMI ビデオキャプチャーカード HDMVC4UCを購入したが、早くもそれを上回る性能を持つキャプチャカードが登場したという事になる。
だが、私自身はまだフルHDかつ60fpsのキャプチャボードは手を出すには早すぎると思っている。
というのも、今回のSKnetの“MonsterXX”は著作権保護映像のキャプチャはできないという仕様だからだ。HDCP非対応となると、私の場合PS3の映像をキャプチャすることができないという事になる。
著作権保護を考えれば、MonsterXXの仕様は間違ってはいない。しかし、実用というレベルで考えた時、私の使用方法には合致しない。
なので、私はこのMonsterXXのチップの類似品を搭載した製品、もしくは違うチップであっても性能的に類似した製品がアジア圏から登場するまで待つしかない、と思っている。
おそらく半年ほど待てば出てくるのではないか? と思ったりするのだが、それも確実な話ではないので、ただひたすら待つしかないだろう。
ま、ニコ生で使用する時は、PC上でブラウザから動作を確認したり、連動させて使用しているアプリの確認などがあるため、そもそも現時点ではフルHDである必要がない。
安く買える時期が来ればまた考えるが、用途的に今すぐどうしてもこの性能が欲しい、という人は今回発表になったMonsterXXは決定的な選択肢となるだろう。