NVIDIAから新型GPUが発表され、それを搭載した製品が各メーカーから発表された。
新型は“GeForce GTX 680”で“Kepler”のコードネームで呼ばれていたコアである。
私のPCに搭載している“GeForce GTX 560Ti”の“Fermi”との違いは、プロセスルールが40nmから28nmへと微細化が進んだ他にもいろいろあるのだが、そういうのは解説ページで確認してほしい。
impress PC Watch
NVIDIA、前世代からワット当たり性能を2倍に高めたGeForce 600シリーズ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120322_520654.html
今回のGeForce 600シリーズは、NVIDIAも相当自信があるようで、全世代のFermiの2倍のワットパフォーマンスを持ち、ライバルのRadeon HD7970よりも最大30%上回る性能を持つも消費電力は下回る、という触れ込みで展開している。
今回ロゴも新しくなり、この辺りにもNVIDIAの自信の表れが見えてくる。
このワットパフォーマンスの性能向はプロセスルールが40nmから28nmへとシュリンクされた恩恵もあるだろうが、いろいろな部分でFermiを見直した結果でKeplerの性能が大きく向上したのではないかと思われる。
日本市場では価格的には6万円弱という所になるのだが、この価格は世界的な価格設定から考えると随分とプレミア価格になっている。
というのは、アメリカでの販売価格は499ドルとなっており、単純に1ドル=83円として計算すると、41,417円と1万5千円以上も高い価格設定になっている。
この差額は市場に出回るにつれて小さくなっていくだろうが、現時点ではNVIDIAやカードベンダーは強気に出ているのだろうと思われる。
ちょうど私がGeForce GTX 560Tiのカードを購入したのが昨年の3月だから、約1年後に新型の登場という事になる。今度の進化はいつもの進化よりずっと前進したものである事を考えると、次のPCを乗り換える時にはビデオカードも同時に、という事になるのかもしれない。
…いつ乗り換えられるか? という問題は残るのだが orz