ガンダムAGEが面白いかどうかは個人的な感性に寄るところとして、評判的に私の周囲で面白いと言った人は大凡5%程度。
まぁ…20人に対して1人だったワケだが、これがガンダムUCだと100%の人が面白いと答えている。同時期に展開しているガンダム作品だが、こうも評価が分かれるのか? と思わざるを得ない。
もちろん私もガンダムUCの方が断然面白いと思っているし、AGEは“アゲ”と言ってしまうほど見るのも辞めてしまっているタイトルなワケだが、実はガンダムUCにしてもアニメ版はちょっとどうなんだろ? と思っている所もあったりする。
というのも、第3巻あたりまでは良かったのだが、第4巻でストーリーが急激に進み始めた事がその原因。
もともと10巻ある小説を6巻の映像(1巻あたり1時間弱)、つまり6時間程度でやるわけだから、尺に余裕がないのは当然の話であり、切り詰めるなら第1巻の頃からストーリーをある程度切り詰めないと後半のタイムスケジュールがとんでもない事になる事は当初からわかりきっていた事なのだが、第3巻くらいまでは実に順当に小説と同じような展開速度だった事が、ここに来てしわ寄せが来ている感じがあるのである。
第4巻ではダカールをすっ飛ばしていきなりトリントン基地に話が飛んでいるし…。まぁある程度はしかたがないとは言え、この切り詰め方は後半もっと酷くなるのではないかと思っている。
そんなガンダムUCの第5巻のPV(ロングバージョン)が公開となった。
このPVを見る限り、これもまぁ、スゴイ切り詰め方をしている感じである。
ガンダムUCはここ最近のガンダム作品の中ではかなり各所に設定の妙というか、巧みな仕掛けが施されているのだが、この流れだとそうした設定の妙はまるで生きてこないのではないかと思う。
個人的な話にはなるが、全10巻にしても購入層は絶対に最後まで買い続けるだろうし、売れ続けると思うのだが…。
まさかとは思うが、このガンダムUCのスタッフが、この後に展開するであろうガンダム THE ORIGINのアニメ化を担当するのだろうか?
もしそうなら、たしかにあと2巻(第5巻は6月発売だから来年明けくらいにはスタッフが空いてくるハズ)で終わらせて次の展開へとスタッフを準備する動きになるのだろうが、それでガンダムUCがこんな形になってしまうのは、あまりにも不憫というものである。
それにしてもガンタムというコンテンツはスゴイとしか言いようがないタイトルである。
初代の放送が始まって30年を過ぎても、今なおその初代の人気もあり、続編も評価が高い。
同じガンダムでも違うシリーズに入っていくと、評価はそれぞれ分かれていくことになるが、ビジネスで見ると大失敗したケースは少なく、映像ビジネスだけでなく玩具ビジネスまで成功させてしまっている。
アニメというエンターテイメントの中でも、シリーズでこれだけの成功を収めている作品は非常に少ないワケで、歴史こそガンダムほど長くはないが、他にはエヴァンゲリオンぐらいしかないのではないかと思えてくる(注:視点を変えればプリキュアなども成功例とは思うが)。
もちろん、他にも成功と言える作品はあるが、シリーズとして考えた時の息の長さを考えれば、ガンダムに勝てる作品はそうそうないハズである。
…アニメ界の寅さんのような作品である(爆)
話を戻すが、ガンダムUCの第5巻では、ユニコーンの最大のライバル機と言えるバンシィが本格的に登場し、ユニコーンと激闘を演じる事になる。
この黒いユニコーンの登場でユニコーンの化け物じみた強さが、一気に陳腐化するという展開が待っているわけだが、おそらく尺の問題で陳腐化した感じをあまり実感する事なく物語は展開していくのだろうと思う。
まぁ、映像はPVを見る限り綺麗だし見応えはあるとは思うが、あとはストーリーをどれだけ理解できるものにしているか? というのが、私なりのチェックポイントと言える。
そうは言うものの、まずはPVを見る限り及第点以上の期待を持って発売を待てる作品ではないかと思う。乞うご期待である。
テーマ曲はブンブンサテライツか・・・
なんかユニコーンとあんま合わない気がw
つーかカイ・シデンが登場するのね。
原作読んでいないから知らなかったけどw
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福井氏というガンダム好きが書いた原作なので、随所に設定が引き継がれています。
ロンドベルが出てきた段階でブライト・ノアが出てくる事は読めますが、カイ・シデンもZの頃から引き続いて活動を続けている一人であります。
ハヤトはZZで死んじゃったからなぁ…。
…そういえばセイラさんってどうなったんだっけ?
忘れてしまったw
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