PCオーディオに凝り始めると際限なく深みにハマリがちになるのだが、高級機ばかりが面白いわけじゃない。
例えば、私はUSB DACをDr.DAC2としているものの、そこからウッドコーンスピーカーに出力する為のアンプは、stereo誌2012年1月号についてきた付録のアンプ“LXA-OT1”を使用している。
この“LXA-OT1”自体、もちろん考えられた設計のものだから、価格と不釣り合いな音が出ていると思っているが、さらに高品位な音を求めようとすればコンデンサ等の入れ替えなどが必要になる。
…ま、私は今そこで躓いているわけだが。
こうした遊べるオーディオ機器というものの一つで、以前にも紹介した雑誌付録(というかこの付録を紹介する雑誌だと言える)がある。
それが“DVK-UDA01”というUSB DACで、インプレスジャパンから発売されている。
その“DVK-UDA01”だが、価格を低価格に抑えるためのいろいろなアイディアが盛り込まれている。価格から考えると実にリーズナブルな設計だと言えるが、それを入れる専用ケースが山本音響工芸から限定的に発売された。
しかし、あまりにも限定的だった事もあり速効で売り切れてしまい、キットだけが売られているという状態だった。
その後、ユーザーからの要望もあって、再度アンケートを採ったようだが、その結果6月10日までの期間限定で、このケースが再販される事が決定した。
キットとケースを入れると、ちょっと高い買い物になるかもしれないが、キットは自分である程度改造できるものだし、大きさとしても結構手頃だったりもして、個人的には欲しいな、と思える逸品である。
USB DAC自体は、キットで探せばもっと安いものもあるのだが、そこそこ高品質で、そこそこ完成品で、そこそこの金額で買えるものとなると、意外に選択肢が狭い。
そういう狭いニッチな製品ではあるが、おもしろみのあるものでもあるため、興味のある人はケース含めて検討してみてはどうだろう?
impress AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120521_534282.html