クリエイティブメディアが24bit/192kHz出力に対応したPC用サウンドカード“Sound Blaster Zシリーズ”3モデルを10月下旬より順次発売する。
これは2011年より発売されていたRecon3Dと違い、ハイエンドを目指した製品と言えるもので、Sound Blaster使いからすると待ち望んだ製品の一つになると言える。
というのも、Recon3DはS/N比等スペックを考えると、ハイエンドという位置づけにしにくい所があり、一応高級モデルが発売されてはいたものの、従来の製品から置き換えようという気がおきにくい製品群だった。
今回発売されるZシリーズは、クァッドコアのSound Core 3Dを採用した製品で、完全に従来製品を置き換えるだけの性能を持ったサウンドカードと言える。
詳しいスペック等は公式のニュースリリースを見てもらいたい。
Sound Blaster Zシリーズ ニュースリリース
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=13291
この製品、私的には結構心惹かれるものがあり、中級モデル以上に同梱されるAudio Cotrol Module(以下ACMと略)というコントローラーの使い勝手がかなり気になる。
このACMはマイクやヘッドフォン出力(ミニ×1、標準×1)を装備するコントローラーで、ボリューム操作やCrystal Voiceの制御が可能。手元にマイク端子を持ってこれるという所が便利であり、私のようにボイスチャットをヘッドセットではなく、ヘッドホンとスタンドマイクで行っている者であれば、その便利さがわかるはずである。
また、今回のZシリーズの最上位モデルは、中級モデル以下とハードウェアそのものが異なっており、コンデンサなどもオーディオグレードが採用されている他、アナログフロント出力のオペアンプがソケットタイプになっており、カスタマイズが可能になっている。
最上位モデルはあらゆる面でハイグレード仕様になっている為、価格も2万円近くになるが、狙うならこのグレードかな…と個人的には思ったりしている。
ただ、私の場合は音声出力そのものをUSB DACのDr.DAC2で出力しているため、そもそもサウンドカードに予算をつぎ込むのも考え物だったりする。
私が気にするのはマイク入力のみであり、それなら高級グレードの必要性はないのかもしれない…。
何はともあれ、種類の少なくなったサウンドカードの新型である。
次の新PCには導入を検討したい一品である。